上岡龍太郎さん　人気絶頂の2000年に“公約”通りの引退　お笑いコンビ「ミキ」の伯父さん

上岡龍太郎さん
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　元タレントの上岡龍太郎さん（かみおか・りゅうたろう、本名・小林龍太郎＝こばやし・りゅうたろう）が5月19日、肺がん、間質性肺炎のため大阪府内の病院で亡くなっていたことが2日、発表された。享年81。京都市出身。身内で密葬を済ませた。上岡さんの長男で映画監督の小林聖太郎氏によると、「昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた」という。

　人気絶頂だった2000年に引退。その後は芸能界に復帰することなく、公の場にも姿を現していなかった。「芸能生活40周年を迎える2000年の春になったら完全に隠居する」と“公約”していた通りの幕引き。当時、58歳。潔い決断に世間の驚きは大きかった。引退後の生活は大好きなゴルフなどを楽しんでいたという。セカンドライフを考える先がけ的存在でもあった。

　1959年、横山パンチの芸名でトリオ芸人「漫画トリオ」としてデビュー。68年に解散後は朝日放送「探偵！ナイトスクープ」や関西テレビ「ノックは無用！」などで司会者として活躍。歯に衣（きぬ）着せぬコメントで全国的な人気を博した。

　そんな上岡さんだが、近年も注目を集めた。お笑いコンビ「ミキ」の2人の母親は上岡さんの妹で、ミキにとって上岡さんは伯父さんということが分かると、大物の伯父さんについても番組などで話題になった。