「どうする家康」“武田回”演出が話題“赤&百足”にネット震撼「怖っ」OPアニメ&EDアイキャッチ両方

[ 2023年5月1日 05:30 ]

大河ドラマ「どうする家康」第16話。オープニングアニメは赤一色の背景に百足(ムカデ)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は4月30日、第16話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第16話は「信玄を怒らせるな」。浜松に居城を移した徳川家康(松本潤)だが、城下で少年に襲われ、九死に一生を得る。それは井伊虎松(板垣李光人)と名乗る少年だった。そして武田信玄(阿部寛)に対抗し、上杉謙信との同盟を探るが、武田方に漏れ、信玄は激怒。決戦は避けられないと覚悟を決め、人質として武田に送っている義弟・久松源三郎勝俊(長尾謙杜)を救出したものの、すべては武田信玄(阿部寛)の思惑通りだった…という展開。

 源三郎は浜松城にたどり着いたものの、凍傷により足の指を失った。家康による源三郎救出作戦は想定内。源三郎は信玄から預かった言伝を家康に伝えた。

 「弱き主君は害悪なり。滅ぶが民のためなり。生き延びたければ我が家臣となれ。手を差し伸べるは一度だけぞ」

 信玄の最後通牒。家康は家臣団に判断を委ねたが、鼓舞され、涙ながらに出陣を決意した。

 冒頭、小雪の舞う岩の上に続き、お堂の信玄は苦しそうに左下腹部を押さえる。そこへ四男・武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)。信玄は「この山々に囲まれた国になぜわしは生まれついたのかと、よう恨んだ。もっと田畑があれば。海が、港があれば。もっと富があれば。わしは瞬く間に世を平らかにしたものを。四郎、それをそなたに残す。これが我が生涯、最大の戦となろう」――。

 いよいよ織田信長(岡田准一)討ちへ。「赤備え」の部隊を前に「これより浜松を目指し、徳川家康を討つ!いざ風の如く進め!」――。

 “武田回”とあり、オープニングアニメは赤一色の背景に百足(ムカデ)。番組ロゴを用いた「アイキャッチ」(アニメなどで場面転換などの際に、CMの前後に本編とは別に挿入される短いカットや映像、画像のこと。視聴者の目を引きつける手法、演出のこと)もラストに登場。大河異色の円形ロゴがクルッと現れる時、百足がロゴに変化した。

 百足は武田信玄の旗指物(戦場における目印)に使われ、伝令部隊は「百足衆」とも呼ばれた。後退しない習性から、武勇の象徴ともされる。

 SNS上には「真っ赤な『大河ドラマ』と百足で震え上がってしまった」「禍々しい『大河ドラマ』が出たな」「武田の旗指物ですね。ムカデは後ろに下がらないということで、戦いの縁起もの扱い」「オープニングは赤一色の背景に百足。武田のイメージカラーの赤を這う、武田の使番の旗指物『百足』の図。武田の進軍が始まる予兆」「百足のアイキャッチ、怖」「画が強い今年の大河ドラマ、このまま貫いてほしい。冒頭とラストの武田専用演出、最高でした。赤と百足!」「オープニングの赤い画面と百足、恐怖だったな。家康が主人公なので、物語を通じて織田や武田の怖さが肌感覚で感じられる」などの声が続出。視聴者を恐怖に陥れた。

 「三河一向一揆」「伊賀越え」と並び、徳川家康の“3大危機”に数えられ、人生最大のピンチとされる「三方ヶ原の戦い」(元亀3年、1573年)が迫る。

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