藤井王将　最年少300勝！羽生九段超え20歳5カ月　名人戦A級順位戦6回戦　佐藤天彦九段に勝利

A級順位戦で佐藤天彦九段と対局する藤井聡太王将（日本将棋連盟提供）
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　将棋の藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖を含む5冠＝が23日、名古屋将棋対局場で佐藤天彦九段（34）との第81期名人戦A級順位戦6回戦に臨み、110手で勝利した。10人が総当たりで渡辺明名人（38）＝棋王との2冠＝への挑戦権を争う戦いは、1敗で並ぶ豊島将之九段（32）が前夜、広瀬章人八段（35）に敗れて2敗に後退。暫定で今期初の単独首位に立った藤井が1敗（5勝）を守り、4勝2敗で豊島ら5人が追う展開になった。

　同時に20歳5カ月の史上最年少で通算300勝（59敗）を達成した（未放映のテレビ対局を含む）。将棋界でプロ入りを示す四段昇段後6年2カ月での達成で、羽生善治九段（52）の21歳7カ月を1年2カ月、四段昇段後の所要期間も6年4カ月から2カ月縮めた。