三谷幸喜氏 「やりづらくて、すごい嫌…すごくめんどくさいことになってきてる」 年齢重ねたゆえの悩み

[ 2022年12月24日 14:41 ]

三谷幸喜氏
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 脚本家の三谷幸喜氏(61)が24日、ニッポン放送「八木亜希子 LOVE&MELODY」(土曜前8・30)にゲスト出演した。

 2022年を振り返り、「(総合司会を務める『情報7daysニュースキャスター』の)ニュースキャスター、大河と今までにやったことなかったことをやらせていただいた。代役もそうですけど、自分でやりたいっていうよりは大きな流れが導いてくれたみたいな不思議な年でした」としみじみ。

 そのエネルギーの源を聞かれ、「ニュースキャスターはレギュラー番組が初めてなんで。生放送だから、毎週土曜のこの時間に必ず行くっていうのを経験したことがないのでものすごく新鮮。1週間を初めて自覚できた。自由業だから日曜日も関係なくずっとやってきたんですけど、1週間って感覚がなかったんです。この年で初めて、また土曜が来た、これで1週間が終わるんだみたいなそこがまず新鮮だった。とても良い事で、規則正しく生きてる感じがしました」と新たな体験を得た様子。

 八木から「がんにもなられたし、いろんなことを越えてボリューミーな人生でいらっしゃる」と言われ、「(がんは)だいぶ前、7、8年前にね。あと、大河やらせてもらって一番感じたのは、年を重ねていくと、昔はプロデューサーは僕より年上の人ばっかりだったんだけど、今、年下なんですよ。周りのスタッフも年下がほとんど。みんなちょっと僕のことを敬っている感じがあるんです。それがすごい嫌で。大物っぽい感じになってるわけですよ、NHKに行くと。やりづらくて、ほんとはもっと自分の書いた本を皆さん読んでダメ出しとかしてほしい、そうやって伸びていく人間なので…言ってほしいんだけど。言えない空気があるんですよ、僕が出してるわけじゃないんだけど、どうしてもそうなっちゃうみたいで。(スタッフの)キャリアのこととか考えるとね。すごくめんどくさいことになってきてるなと感じましたね」と、年齢を重ねたゆえの苦悩も明かした。

 一方、「ニュースキャスターでは、番組はどう思っているかわからないけれど、自分としてすごくラッキーだと思っているのは、僕は社会のこととか何も知らないんです。あの番組出るとそれが露わになっちゃって。それがいい。あいつバカなんじゃないか、つまんないことばっかり言いやがって、みんなが思ってくれるとホッとするんですよ」と率直な思いを吐露した。

 来年1月にも三谷氏がゲスト出演することが告知され、「来年もまた来てくれるかな?」「いいともー!」と2人で恥ずかしそうに「笑っていいとも!」風の掛け声。「これ、いつもやるんですか?」と驚く三谷氏に八木は「やらない」と大笑いしながら、締めくくった。
 

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2022年12月24日のニュース