神田伯山 「俺、唯一好きな人かもしれないです」その人物とは 「僕にとっては神様みたいな人」

[ 2022年12月24日 18:44 ]

神田伯山
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 講談師・神田伯山(39)が23日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)に出演。自身の師匠で、人間国宝の講談師・神田松鯉(80)への熱い思いを語った。

 もともとは落語好き。寄席に通い詰めていた10代の頃の話として、番組MC・笑福亭鶴瓶の落語会を聞きに行った時のエピソードを披露。「一番弟子の笑瓶師匠が開口一番であがっていかれて。珍しく落語をされていたんですよ。でもその時、僕すごくとんがってる客だったんで、一列目の一番真ん中でブスーっとして笑わなかったんですよ。一番前の真ん中が笑わないと全部笑わなくなるんですよね。笑瓶師匠、もう汗止まらなくて、なんやこれ!って言って」「鶴瓶師匠が後から出てきて『笑瓶はクビにします』って言ってましたね」となかなか嫌な客だったことを明かして笑いを誘った。

 また、初めて立川談志の落語を聞いた時は「初めて談志師匠を生で聞いた時、カルチャーショックすぎて。浪人中、19の時。出てきた瞬間にダルそうにしてるんです。お客さんもシーンとしてて。で、座布団座って頭下げて、頭上げてニヤっと。ちょっと笑っただけでお客さんがほどけるなんて見たことなかった。そっからの落語もすごくて、15分くらいの帰り道まで鳥肌ずっと立っていましたね」と衝撃を受けたことを明かした。

 そんな中で講談師の道に進み、笑福亭鶴瓶は「よう講談いったな。(神田)松鯉先生は抜群やで、よう選んだな」。師匠ついて伯山は「めちゃくちゃ芸もいいし、人格者なんです。素人同然の人が挨拶に来ても、自分の座布団外して神田松鯉ですって言うんですよ。そんなのできないです、普通。人間って近くなればなるほど嫌いになるけど、程よい距離でずっと尊敬させてくれている。ずっと敬意持たせてくれるのって、なかなか人間関係では難しいじゃないですか。俺、唯一好きな人かもしれないです」と普段の毒舌キャラをしまって、熱弁をふるった。

 今年9月には、東京・歌舞伎座で講談会を開催。講談の名作「荒川十太夫」が尾上松緑主演で初めて歌舞伎化されたのを記念し、かつて歌舞伎役者として活動した松鯉が思い出の場所で同演目を披露した。同所で講談が上演されるのは97年ぶりだった。

 「歌舞伎座が終わっても、師匠はいばってればいいんです。人間国宝だし、80歳だし。今回の歌舞伎座(公演に向けて)は、まあ僕もいろいろと細々と動いていて、もちろん師匠には言ってなかったですが、全部知った上で終わった後に“いろいろやってくれてたみたいだな。ありがとな”ってボソって言ってくれて。僕にとっては神様みたいな師匠です」と人格者である松鯉の姿をしみじみと語った。

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