【シン覆面座談会】あのレジェンド出場に期待 結成16年以上出場資格の新たな賞レース

[ 2022年12月24日 19:06 ]

B&B
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 話題の芸能ニュースを事情通たちが掘り下げる「シン覆面座談会」。今回のテーマは、漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2022」。結成14年のお笑いコンビ「ウエストランド」が優勝し、毒舌漫才の戴冠や審査員の山田邦子(62)によるジャッジなど漫才の頂上決戦は大きな話題となりました。そんな中、大会の様子から、フジテレビが仕掛ける新しい賞レースについても深掘りしていきます。

 スポニチ本紙デスク 「M―1グランプリ2022」はウエストランドの優勝で幕を閉じた。平均世帯視聴率(いずれもビデオリサーチ調べ)が関西で30・1%。関東で17・9%と高い数字を記録した。

 ワイドショーデスク 裏番組に大人気のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の最終回がある中で、この数字はすごいこと。関西ではサッカーW杯の日本戦並みの視聴率だよ。

 リポーター 今年は敗者復活組だったオズワルド以外の9組は知名度が低いメンバー。かまいたちの山内が口にした「誰が優勝しても違和感がある」という言葉がぴったりだった。それで、これだけ盛り上がるんだからM―1が国民的行事として定着した証拠だね。

 週刊誌記者 今大会の最大のキーマンは、新しく審査員になった山田邦子だったね。

 本紙デスク 1組目のカベポスターに84点を付けたかと思えば、2組目の真空ジェシカには95点。いきなり11点差だったから驚いたよ。

 ワイドデスク ツイッターでは「山田邦子ゲー」なんて言葉も生まれていたね。ただ面白いことに、山田を除いた審査員6人の合計と、山田を加えた審査員7人の結果がほとんど変わらない。実際は、それほど影響はなかったようだよ。

 リポーター 山田は全盛期に週14本、隔週を含めると16本ものレギュラーを抱えた女性のピン芸人の草分け的存在。個人的には来年もやってほしいな。

 本紙デスク フジテレビが結成16年以上が出場資格の新たなお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」を発表したね。M―1は結成15年以内が出場条件だから、M―1を卒業した芸人たちに新たな戦いの場が与えられたことになる。

 ワイドデスク これからは伸び伸びと自分たちのやりたいお笑いができると思っていた芸人にとってはいい迷惑だろうね(笑い)。一生賞レースから抜け出せない。

 週刊誌記者 関係者に聞くと、大会の裏テーマは「ゆったり見られる演芸」らしいよ。ネタ時間は6分以内と長尺。競技化が進むM―1とはまた違う味になりそうだ。1980年代の漫才ブームを作った「花王名人劇場」のような雰囲気になるのかな。

 リポーター 囲碁将棋の文田やプラスマイナスの岩橋は早速出場を表明している。2組とも毎日劇場に立っているから、芸歴15年を超えてさらに漫才に磨きがかかっている。トーナメント戦というのも面白い。

 本紙デスク ベテランでは西川のりお・よしお師匠に出てほしい。のりお師匠は若手の頃、マイクスタンドのコードに噛みつきながら“これがほんまのシビれる漫才じゃ!”とやっていた。元祖キレ芸漫才を見てみたいよ。海原やすよ・ともこら実力派が大挙して参戦すると夢が広がるね。

 週刊誌記者 B&Bの参戦はないかな。15年ほど前の話だけど、25分以上のネタをかけて爆笑に次ぐ爆笑で劇場が揺れるほどだった。あんなベテランは見たことがないよ。

 ワイドショー 審査方法をどうするのかが気になるところ。審査員制度だと、なかなかベテランを採点するのは難しいだろうね。視聴者やお客さんがジャッジするのもありかもね。

 リポーター 昨年の錦鯉のM―1優勝が売れない中年芸人たちに希望を与えたけど、これでますます一発逆転にかける芸人が増えそうだね。 

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