成田悠輔氏　“橋下徹首相”の誕生は「国政はキャラが強すぎて無理って…」やんわり否定

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

　米エール大助教授で経済学者の成田悠輔氏が21日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）にリモートで生出演。岸田内閣の相次ぐ閣僚交代に言及した。

　岸田内閣では旧統一教会をめぐる発言で山際大志郎前経済再生担当相が10月24日に、死刑をめぐる発言で葉梨康弘前法相が今月11日に事実上の更迭となった。さらに、前日20日には政治資金問題が相次いで発覚していた寺田稔総務相も事実上の更迭となり、1ヶ月で3人の閣僚が交代する「辞任ドミノ」が起きるなど、政権運営は混乱を極めている。

　成田氏は「岸田内閣の地味さが裏目に出てるのかなって気がちょっとしてます。岸田内閣ってすごい有名な政治家、派手な論戦をはるようなタイプがいない内閣だったじゃないですか。それが初期は良い方向に機能したんじゃないかなと」と推察。「花形がいないので叩きにくい。どこが中心なのか分からない。いざ、こういうふうにスキャンダルが出てみると、あまりいい印象が特に強くもない政治家の方が何かスキャンダルに追われているということで、支持しにくい感じでズルズルズルって感じになっちゃってる気がします」と印象を口にした。

　また、番組が毎日新聞が世論調査で行った次の総理大臣になって欲しいランキングを紹介。1位に河野太郎氏、2いに岸田文雄現総理大臣、3位に高市早苗氏が入った結果に「あまり代わり映えしない知名度ランキング、イメージランキング」とバッサリ。「昔から河野さん、（4位の）石破さん、ずっとこの地位にいながら全然、総理大臣になる気配しないですよね。代わり映えしないなって感じがしますね」とした。

　MCの石井亮次アナウンサーが9位にランクインした弁護士の橋下徹氏はどうか尋ねると、成田氏は「国政はキャラが強すぎて無理って本人、おっしゃってますよね」とやんわりと可能性はないとしていた。