フジ「silent」ヒゲダンを主題歌にした理由は?「聞いた瞬間に号泣」プロデューサーが感動の秘話告白

[ 2022年11月21日 14:25 ]

川口春奈
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 女優の川口春奈(27)が主演するフジテレビの連続ドラマ「silent」(木曜後10・00)を手掛ける村瀬健プロデューサーが、20日深夜放送の同局「Love music」(日曜深夜0・30)に出演。主題歌を4人組バンド「Official髭男dism」に依頼した経緯を明かした。

 同作は川口演じる主人公の青羽紬(あおば・つむぎ)が、かつて本気で愛したSnow Manの目黒蓮演じる元恋人の佐倉想(さくら・そう)と音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かい恋物語。原作はなく、脚本は生方(うぶかた)美久氏の完全オリジナルで、民放動画配信サービス「TVer」の再生記録を更新し続けている話題作。

 同作の主題歌にはOfficial髭男dismが同作のために書き下した「Subtitle」が採用されている。同作の雰囲気にマッチした切ないメロディーが「最高に泣ける」「本当にぴったり」と反響を呼んでいる。

 音楽好きとして知られる村瀬プロデューサーは、今回の主題歌の起用について「僕は主題歌は命だと思っていて、好きなドラマを思い出す時、必ず主題歌が一緒に思い出せる。主題歌とドラマは寄り添って一緒に育つというか…ドラマにとって主題歌って大事なものだと、人一倍思っている。何なら、主演を考えるより先に“イメージ主題歌”を考えることもある」と熱い思いを告白。

 「silentは切ないドラマ。切ないメロディー、そういうメロディーを、僕は最近ヒゲダンさんに感じていたんです」といい「藤原さんのあの声で、あの切ないメロディーを歌う感じが凄くいいなと、何となく頭に浮かんだ」と称賛し、まだキャストが決まる前の段階にも関わらず、想定しているキャストで相関図を書き、ヒゲダンの4人に「豪華キャストが出るはずです!」とラブコールを送ったという。「渾身のプレゼンをしました。“とにかくこのドラマはいいものになる”と。数日後に快諾していただいた」と経緯を明かした。

 主題歌については「メロディーが感動的で、きゅっと心をつかまれる美しいメロディーであれば、バラードにこだわらない」とリクエストしたという。要望後、1週間ほど連絡が取れなくなってしまったというが、ヒゲダンのレーベル側から「実は、藤原さんが“冬のドラマだから”と言って、少しでも涼しさを体感するために北海道に行って、この曲だけを作る合宿をやっています」と告げられたという。村瀬氏がヒゲダンに主題歌を依頼したのが夏であったため、ヒゲダンはドラマに合わせたイメージをつくるため、多忙な中わざわざ合宿を敢行したという。

 そうして出来上がったこだわりの一曲が、主題歌としてドラマを彩る重要な“命”となった。村瀬氏は「出来上がった1コーラスを聞いた瞬間、号泣でした」と大絶賛し「“言葉は雪の結晶、君にプレゼントしたくて”“凍り付いた心に太陽を…”というフレーズが、まだ撮影も始まってなかった『silent』というドラマのイメージしている世界観が、ヘッドホンから聞こえてきたんですよね。“やべえ、先行かれた!”って。映像も見ていないのに、そのドラマのやりたいことが詰まっていて、感動しました」とこだわりの詰まった秘話を熱弁した。

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2022年11月21日のニュース