田崎史郎氏 2年後に保険証廃止、マイナ保険証統一の政府方針に「河野さんが言うと突破力が違う」

[ 2022年10月14日 12:49 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が14日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。現行の健康保険証を原則廃止し、代わりにマイナンバーカードを使う政府方針について言及した。

 河野太郎デジタル相は13日、現行の健康保険証を2024年秋に廃止してマイナンバーカードを代わりに使う「マイナ保険証」に切り替えると発表。カードと運転免許証の一体化も24年度末としていた実施時期の前倒しを検討する。保険証廃止はカード取得の事実上の義務化と言え、23年3月末までにほぼ全ての国民に交付するとした政府目標へ向け、普及促進を図る。カードの交付率は今年9月時点で人口の49%。岸田文雄首相は同日のBSフジ番組で「日本を国際社会に劣らないデジタル社会にするための一つの基盤だ」と述べ、政府はカード普及を急ぐが、取得の強制という批判もある。

 田崎氏は「(健康保険証を)廃止するっていうのは何度か言っているんですが、2024年度の秋、つまり2年後の秋に廃止するって言ったのは初めて。健康保険証は全国民に配布しなければいけないという法律になっている。皆保険ですから皆さん保険を受けられる保険証を全員に配布しなさいと。その法律改正を来年か再来年にやって2年後の秋に保険証をなくすと」と解説。そのうえで「僕たちが持っている保険証はもう発行してくれないんですよ。これはもう大変なことなんです、本当に。それをいとも簡単に言った」とし、「河野さんは岸田さんと相談しながらやっている。岸田さんも同じ思いだが、河野さんが言うと突破力が違う」と自身の見解を述べた。

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