「純愛物語」「それから」など名作6本がよみがえる 11月11日から「東映クラシックス」

[ 2022年10月14日 08:00 ]

「それから」のポスター(C)東映
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 東映が11月11日から12月22日まで東京・銀座の丸の内TOEIで「東映クラシックス」と題した旧作特集を実施。デジタル処理を施して映像が鮮やかになった名作6本が芸術の秋を彩る。

 特集は2つの企画で構成。1つは海外映画祭での受賞作3本の上映。1957年のベルリン映画祭で監督賞(銀熊賞)に輝いた今井正監督の「純愛物語」(江原真二郎、中原ひとみ主演)、63年のベルリン映画祭で最高賞「金熊賞」を受賞した今井監督の「武士道残酷物語」(萬屋錦之介主演)、そして83年のカンヌ映画祭で最高賞パルムドールを獲得した今村昌平監督の「楢山節考」(緒形拳、坂本スミ子主演)がラインアップ。

 もう一つが日本の文学作品を原作にした文芸作品特集だ。坂口安吾の小説を柄本明の主演で今村監督が料理した「カンゾー先生」(98年)、檀一雄の遺作を緒形拳、いしだあゆみ、松坂慶子らをキャスティングして深作欣二監督が映画化した「火宅の人」(86年)、そして夏目漱石の小説に森田芳光監督が松田優作、藤谷美和子を起用して挑んだ「それから」(85年)の3本が並ぶ。

 上映スケジュールは次の通り。
 (1)11月11~17日 「純愛物語」
 (2)11月18~24日 「武士道残酷物語」
 (3)11月25~12月1日 「楢山節考」
 (4)12月2~8日 「カンゾー先生」
 (5)12月9~15日 「火宅の人」
 (6)12月16~22日 「それから」

 映画ファンにはたまらない特集だ。 

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