里見女流5冠「最後の挑戦」棋士編入試験「不合格」 5番勝負で3連敗

[ 2022年10月14日 05:02 ]

棋士編入試験の第3局に敗れた里見香奈女流5冠(日本将棋連盟提供)
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 里見香奈女流5冠(30)が13日、大阪・関西将棋会館で棋士編入試験5番勝負第3局に臨み、試験官の狩山幹生四段(20)に103手で敗れた。第1局から連敗で後がなかった里見は3連敗となり、不合格が決まった。14年に今泉健司五段(49)、19年に折田翔吾五段(32)が突破した現行制度。女性として初の挑戦は失敗に終わった。

 「自分自身、最後の挑戦。今後、考えることはないのかなと思う」と話した。受験資格を得た後の6月以降、「公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上」を再度満たせば、また受験資格を得る。現在5勝6敗のため7連勝すれば規定に達するが、ひとまず自身2度目の女流6冠へ王手をかける15日、都内での第2期白玲戦7番勝負第6局に集中する。

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