服部五段、新人王戦第1局開始 先手で横歩取りからひねり飛車の陣形に 先月30日の昇段後初対局

[ 2022年10月3日 12:20 ]

昇段後、初対局となる新人王戦第1局に臨む服部慎一郎五段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の服部慎一郎五段(23)が3日午前10時、大阪・関西将棋会館で、黒田尭之五段(26)と対戦する第53期新人王戦3番勝負第1局が始まった。服部は先月30日に規定の成績を挙げ、五段に昇段してから初対局。振り駒の結果先手になり、横歩取りからひねり飛車の陣形を敷いた。

 対局開始前までの今年度成績28勝8敗(未放映のテレビ対局を除く)が対局数、勝数で全棋士中1位。本社主催・第72期ALSOK杯王将戦の挑戦者決定リーグにも四段(当時)として第66期の近藤誠也七段(26)以来6期ぶり4人目の参戦を果たしている。

 リーグ初戦は羽生善治九段(52)に敗れたが、7日に渡辺明名人(38)=棋王との2冠=との2局目を控える。渡辺には過去2戦2敗と、8割近い通算勝率を誇る服部でも突き崩せない高い壁。同じ関西所属で同世代の黒田との第1局を制し、弾みを付けたいところだ。

 正午からの昼食休憩までに51手進んだ。持ち時間3時間のうち服部が42分、黒田が1時間17分消費した。昼食メニューは服部が「ロースとんかつ」(イレブン)、黒田が「極上うな重」(ふな定)。

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2022年10月3日のニュース