テリー伊藤 同い年の円楽さん死去に無念「笑点を卒業して一匹狼になってほしかった」

[ 2022年10月3日 17:29 ]

テリー伊藤
Photo By スポニチ

 演出家でタレントのテリー伊藤(72)が3日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、9月30日に肺がんのため72歳で死去した落語家の六代目三遊亭円楽さんとの思い出を語った。

 円楽さんのカラーでもあった紫のトレーナー姿で出演したテリーだが、「たまたま盛ってるだけ」と説明しつつ、「円楽さんは…もったいないね」と早すぎる死を残念がった。

 テリーは円楽さんと同い年。年齢を感じさせない円楽さんの姿に憧れを抱いていたという。「4、5年前、円楽さんをテレビで『笑点』で見ていて、かっこいいなって。同じ年でこんなにかっこいいんだと思って。髪の毛もあるでしょう?りりしいじゃないですか?かっこいいなと思っていて。円楽さんみたいになりたいなっていうのはすごくありましたね。意識の中で」と振り返った。

 27歳で「笑点」の大喜利メンバーに入り、約45年間、人気番組を支えてきた円楽さん。テリーは「正直な話、(立川)談志さんとまた違う価値観かも分からないんですけど、ああいうふうになってほしいと(思っていた)」と話しつつ、「もう一つ、『笑点』、あれを卒業して、今度は一匹オオカミの中の落語家になってほしいのもあるんですよ」とも話した。

 テリーは円楽さんに、別の舞台での活躍を期待していたという。「日本って一般的に『笑点』に出てて、人気者が落語家の“上がり”のポジションになってるでしょう?これじゃないような気がするんですよ。もっと風に吹かれている風来坊みたいなのがいてもいいんです」。さらに「寅さんと一緒で、旅に立たなくちゃいけないなって。楽ちゃんに以前、その話をしたことがある。“楽ちゃん、旅に出るの、いいですよ?”って」とも明かした。あえて抽象的な言い方だったというが、テリーは「それくらい言えば分かる人だから。そんなことがあって」と振り返っていた。

続きを表示

2022年10月3日のニュース