「ちむどんどん」矢作さん離婚も包丁は持っていた…暢子スカウト決断!安室のおばぁ一転、良子に協力

[ 2022年8月24日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第98話。借金、離婚の末、横浜・鶴見に流れ着いた矢作(井之脇海)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は24日、第98話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第98話は、開店を諦めたくない暢子(黒島結菜)に、房子(原田美枝子)は3つの条件を出した。その1つが、店の味を任せられる料理人を雇うこと。暢子が料理人を探す中、バッタリ出会ったのは食い逃げで捕まった矢作(井之脇海)だった。良子(川口春奈)は学校給食の改革に悪戦苦闘。優子(仲間由紀恵)に相談すると、話が動き始める…という展開。

 取り押さえられた矢作は包丁を持っていた。

 あまゆ。矢作は「アッラ・フォンターナ」を突然退職。独立開店に失敗し、フォンターナの権利証も盗んだ。借金取りに終われ、妻・佳代(藤間爽子)とも離婚。日雇いの仕事を転々としているうちに、横浜・鶴見に流れ着いた。不景気のため何日も職にあぶれ「腹が減って、腹が減って」。独立から「半年も持たねぇで、この様よ」と自虐した。

 暢子は矢作に「ちむどんどん」を手伝ってほしいと声を掛けたが、矢作は「嫌だね。第一、オレはもう料理人じゃねぇ。料理なんて懲り懲りだ!」。暢子を突き飛ばしたことを謝罪し、立ち去った。

 智(前田公輝)は居酒屋「珊瑚礁」に歌子(上白石萌歌)を売り込む。

 夜、学校。安室のおばぁ(あめくみちこ)が良子を訪ねてくる。安室のおばぁは日中、良子が善一(山路和弘)に村の野菜のことを熱心に訴える姿を目にしていた。良子には協力しない姿勢の安室のおばぁだったが、給食用に野菜を提供してもいいという親戚や友人を紹介。「大事な給食を、あんただけに任せられんからね」「あんたのためじゃない。子どもたちのためやさ」と語った。

 暢子は矢作の件を房子に了承してもらおうとフォンターナに足を運ぶ。帰り際の矢作の妻・佳代とすれ違った。二ツ橋(高嶋政伸)によると、矢作が上京して最初に勤めたレストランでコックとウエイトレスとして出会い、矢作が一目惚れ。「やっとプロポーズを受け入れてもらったと、うれしそうに話していたこともありました」と明かした。

 暢子は「矢作さんはまだ料理人としての自分を諦めていないと思う」と確信。再度、矢作をスカウトすることを決めた。矢作、どうなる?

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