黒川想矢 舘プロ新加入、12歳が「入れてください」直談判 夢は舘ひろしと刑事ドラマ

[ 2022年8月24日 05:30 ]

黒川想矢(右)は舘ひろしからポーズの指導を受ける(撮影・西川 祐介)
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 俳優の舘ひろし(72)の芸能プロダクション「舘プロ」に8月から所属となった子役の黒川想矢(12)が23日、都内でお披露目された。

 黒川は、昨年11~12月放送のNHK・BS時代劇「剣樹抄~光圀公と俺~」で共演した舘に「舘プロに入れてください」と直談判。晴れて“舘軍団”の一員となり、「いつかは一緒に刑事役をやりたい」と60歳差のバディ結成に夢をはせた。

 黒川はタイ人の父と日本人の母とのハーフで、5歳から芸能活動をスタート。だが、小学6年生の時に「中学から勉強に集中するため」とオーディションで大役を射止めた「剣樹抄」でやめようと思っていたという。それが、舘との出会いによって一変。当時はその存在すら知らず、脚本の名前も「かん・ひろし」と読んでいたほどで、「めっちゃ怖い人かなと思って、第一印象はあまり好きではなかった」と素直に明かした。

 しかし、撮影に入ると「一緒にいると安心感があるし、いろいろと教えてくれて一緒にいたいと思った」と心酔。撮影中に舘プロ入りを志願し、クランクアップ時にはその思いを手紙にしたためて渡した。舘も「いつも気が付いたら隣にいて、かわいいという気持ちが芽生えてきた。感受性が強く、目力があって、きっと素晴らしい俳優になる」と振り返る。自身は石原裕次郎さんや渡哲也さんの背中を見てきただけに「放っておいても芝居は上手になる。大丈夫」と、俳優としては背中を見せていく構えだ。

 自身に子供がいないだけに「まだ子供だから、成長をどう見守っていくかという責任は凄く感じている。子育てに近いものはあるかもしれないね。いろいろと感じる機会を与えて生かしてあげたい」と、人生初の経験に早くも親心をのぞかせた。

 中学では科学が好きで、「将来は宇宙工学が学べる大学に行きたい。俳優の仕事と両立できたら格好いいですよね」と“二刀流”への思いも語った黒川。刑事ものの夢に対し、舘も「2人でね、やりましょう」と後継者誕生を期待していた。

 ◇黒川 想矢(くろかわ・そうや)2009年(平21)12月5日生まれ、埼玉県出身の12歳。21年、WOWOW「前科者」、NHK「きよしこ」などのドラマに出演。身長1メートル58。趣味は写真撮影、ギター。特技は水泳、キックボクシング。

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