斎藤工 壮絶バックパッカー兼モデル時代 高1で世界飛び出し「拉致されたり…“走馬灯見る”体験」

[ 2022年5月9日 13:06 ]

斎藤工
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 俳優の斎藤工(40)が、8日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。壮絶だったバックパッカー兼モデル時代を振り返った。

 父が映像制作の仕事をしていたことから、同じ業界に憧れ、その足掛かりとして高1からモデルとして活動。方法はかなり型破りで、バックパッカーを兼ねて世界各国のモデル事務所を訪ね歩いた。「エージェンシーを探して、自分の資料を持って行って、所属させてもらって」と振り返った。

 怖い目に遭ったりしなかったのかという質問には「テレビで言えないような…拉致されたり。“走馬灯を見る”体験をしたんですよ。アジア、タイだったんですけど身ぐるみ全部盗まれまして。すっからかんだったんですけど、これは大使館に行かなきゃと思いまして」と生死と隣り合わせになりながら、モデルの仕事を探し歩いた。

 危険な目に遭いながらも世界を歩いた原動力は1冊の本だったという。「実家の本棚に藤原新也さんの『メメント・モリ』という本がありまして。『自分はいつか必ず死ぬことを忘れるな』という、言葉の意味をだんだん知って、有限であると。10代なんですけど、これは有限で非常に短いわずかな時間帯だと。プレーンに過ごしていたら、無味無臭な味わいのない素材になってしまうと気づいてたんだと思います。味付けをしないとつまらない時間になると」と世界へ足を向けたことを明かした。

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2022年5月9日のニュース