【鎌倉殿の13人 第18話トレンド】“高速”屋島の戦い&那須与一「真田丸」関ヶ原の戦いも主人公目線

[ 2022年5月9日 08:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18話。摂津の宿所。屋島の平家軍に対する攻め方をめぐって対立する源義経(菅田将暉・中央)と梶原景時(中村獅童・左)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は8日、第18話がオンエアされ、源平合戦の最終決戦「壇ノ浦の戦い」(1185年、元暦2年)が描かれた。天才軍略家・源義経(菅田将暉)は舟から舟へ飛び移る伝説の「八艘飛び」、禁じ手の「漕ぎ手撃ち」と躍動。放送終了後、ツイッターのトレンドに入った関連ワードを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第18話は「壇ノ浦で舞った男」。苛烈さを増す源平合戦。必死に抵抗する平宗盛(小泉孝太郎)率いる平家軍に対し、源頼朝(大泉洋)は義経(菅田)を四国、範頼(迫田孝也)を九州に送り、逃げ道をふさぎにかかる。しかし、範頼軍は周防で足止めを食らい、北条義時(小栗)三浦義村(山本耕史)らが状況の打開に奔走。一方の義経軍も、後白河法皇(西田敏行)の命により摂津から動けずにいた。そんな中、梶原景時(中村獅童)の献策を一蹴した義経が…という展開。

 「#鎌倉殿の13人」がオンエア中から3週連続の世界1位。

 ランクインした「那須与一」は軍記物「平家物語」に記される「屋島の戦い」(1185年、元暦2年)における「扇の的」を射抜いた逸話が有名な弓の名手。平家軍の小舟に乗った美女が扇の的を掲げ「射よ」と義経軍を挑発。那須与一に白羽の矢が立った。

 今作は、景時が「舟というものは、馬と違って急に向きを変えることができぬ。そこで例えば、艪を舟の舳先にも付けるというのは」と提案し、義経が「馬鹿じゃないか!逃げるための道具など、なぜ考える」と一蹴した「逆櫓論争」の後、「義経は五艘の舟で海を渡り(屋島の)平家軍に奇襲をかける。不意を突かれた平家は屋島を捨て、長門の彦島に落ち延びていく」(語り・長澤まさみ)。那須与一は登場しない“高速屋島の戦い”となった。

 国民民主党代表の玉木雄一郎氏は自身のツイッターを更新。「屋島の戦いも那須与一も出てこず、香川県民としては涙目」と投稿した。

 源義仲軍が平家軍を破り、軍記物「源平盛衰記」にある「火牛の計(かぎゅうのけい)」のエピソード(角に松明を付けた牛を敵陣に放つ奇策)が有名な「倶利伽羅峠の戦い」(1183年、寿永2年)も、義仲(青木崇高)が「これは正義の戦である。恐れるな。義は我らにあり!」と号令をかけた後、「倶利伽羅峠で平家軍を撃退し、勢いに乗った義仲は京へ向かって突き進む」とナレーションと3DCG地図による“高速倶利伽羅峠の戦い”となった。

 「真田丸」も「本能寺の変」「関ヶ原の戦い」は真田家目線。ナレーションを用いた“高速描写”だった。

 ■日本のトレンド(5月8日午後9時)(50位以内)
 (1)#鎌倉殿の13人
 (7)安徳天皇
 (10)壇ノ浦の戦い
 (15)八重さん
 (18)那須与一
 (23)三種の神器
 (26)梶原景時
 (31)八艘飛び
 (43)九郎義経
 (45)義経くん
 (46)屋島の戦い
 (47)平家物語
 (50)バーサーカー

 ■日本のトレンド(5月8日午後10時)(50位以内)
 (2)#鎌倉殿の13人
 (13)安徳天皇
 (14)那須与一
 (18)壇ノ浦の戦い
 (29)梶原景時
 (31)八重さん
 (35)三種の神器
 (43)平家物語

 ■世界のトレンド(5月8日午後9時)(50位以内)
 (1)#鎌倉殿の13人
 (13)安徳天皇
 (15)壇ノ浦の戦い
 (24)八重さん
 (32)那須与一

 ■世界のトレンド(5月8日午後10時)(50位以内)
 (2)#鎌倉殿の13人
 (22)安徳天皇
 (24)那須与一
 (31)壇ノ浦の戦い

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