伊藤歩 「人生変わったな」と思う“大師匠”岩井俊二監督との出会い 「全部信じてくださっていて」

[ 2022年5月9日 08:22 ]

伊藤歩
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 女優の伊藤歩(42)が8日放送のフジテレビ「なりゆき街道旅」(日曜正午)にゲスト出演。「人生変わったな」と思う岩井俊二監督(59)いにょる作品について語った。

 番組MCの「ハライチ」の澤部佑、俳優の岩城滉一とともに江の島周辺を散策する中、伊藤の出世作となった映画「スワロウテイル」(1996年公開)についての話題へ。岩井俊二監督のヒット作で、移民を描いた無国籍風の世界観が話題となった同作。伊藤は体当たりの演技が評価され、16歳で「第20回日本アカデミー賞」を新人俳優賞、優秀助演女優賞を受賞した。

 伊藤は「岩井俊二監督が私の大師匠で、あの作品に巡り合ったことによって人生変わったなって思いますね」と岩井監督や作品との出会いに感謝。「スワロウテイル」のほか、「リリイ・シュシュのすべて」「花とアリス」などの岩井作品に複数出演しており、岩井監督について「厳しいと思ったことは一度もなくて、なんか全部信じてくださっていて、演出も難しいことは全然言わないんですよ。私ができないってわかっているからか、たぶん珍しい演出なんですけど、『歩ちゃん、上向いて』とか急に言ってくるんですよ、芝居している時に。『え?』って思うんですけど、上見て、『なんで上見ないといけないんだろうな』と思ってるんだけど、あとで編集見て『なるほど、そういう意味があったんだ!』ってわかる」と振り返った。

 その話に、岩城は「台本ちゃんと読んでないんじゃないの?」と鋭いツッコミ。それでも、伊藤は「ちょっと『スワロウテイル』って話って、その当時の私にしてみれば、台本が難しかったんです」と認め、「英語と中国と日本語がミックスされていて、(当時は)15歳でした。2時間半ぐらいの映画なんで結構分厚い台本で、ちょっとよく分かってないでやっていた、確かにそうなんです」と苦笑しつつ「一度も怒られたことないです。そういうことも含めて操ってくださった」と感謝した。

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2022年5月9日のニュース