ノブコブ徳井、劇団ひとりの“男気”に惚れた出来事「全員が諦めたことを、この天才は諦めていなかった」

[ 2022年3月5日 18:05 ]

平成ノブシコブシの徳井健太
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 お笑いコンビ「ノブシコブシ」の徳井健太(41)が5日放送のTOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey~土曜日のエウレカ~」(土曜後5・00)に出演。あの先輩芸人の番組にかける情熱に、圧倒された際のエピソードを語る場面があった。

 それは、テレビ東京「ゴッドタン」での収録のこと。とある若手芸人の人生を振り返る企画だったが「その子が役者業もやっていたみたいで。超ビッグネームの俳優さんに『陰湿ないじめを受けていたんです』」と、告白するくだりがあったという。「俺らからしたら、ちょっと腹が立ったんだけど、本人は面白おかしく話してくれてね。でも『どうせビッグネームだから、この部分は使えないだろうな』って、ほぼ全員が思っていたんです」と、振り返る。

 結局、1時間の収録のうちの30分ほどはその話題で盛り上がったといい「まあ、ちゃんとした部分も30分くらいはあるだろうから、大丈夫だろう」と、徳井は帰ろうとしていた。すると、お笑いタレントの劇団ひとりが演出家に向かって「なんとか実名で使えないですかね?」と懇願しているのを見かけたという。「俺は『ウソだ!』と思ってたんですよ。演出の佐久間(宣行)さんは『無理だよ!正直、ピー音で隠すのも厳しい』って。それでも、ひとりさんは『何とかできないかな?俺が頭を下げてもいいから』」と、粘り続けていたという。

 「これは、後輩芸人がかわいそうだっていう意味なのか、おもしろいからっていう意味なのか、どうかはわからないです。でも、俺がどこかで諦めていたことを、天才・劇団ひとりは諦めてなかったんだなって。俺ごときが『使える、使えない』とか言ってたら、ダメなんだと思いましたね」。実際には、そのやりとりは全てオンエアされなかったというが「でも、当時芸歴20年目くらいの売れてるひとりさんでも、それをやっているっていうのがね」と、しみじみと語っていた。

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2022年3月5日のニュース