50歳で引退宣言のたむけん「無気力なやつがおったらいかん」 引退後は「チャレンジできる自分は幸せ」

[ 2022年3月5日 21:47 ]

たむらけんじ
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 お笑いタレントのたむらけんじ(48)が5日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)にゲスト出演。来年5月の50歳の誕生日で芸人引退の意向を示したことについて経緯を説明した。

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏に「芸人を続けながら、一部の活動だけ止めるというやり方もあると思うが、完全にやめちゃうんですか」と問われ「はい、もう完全に」と即答。決断の決め手を問われると「何年間もずっと毎日、パンパンだったんですよ。自分でこの日休みたいとか言えない。ずっとアクセルを踏んで、ブレーキのない車をずっと運転して、前を向いて事故しないようにというのが、コロナで急ブレーキを踏まれたんですよ。パッと見たら“こんなに景色見えるんや”と。その時に、こうやってゆっくりする時間も持たないと、心がすり減ってしまうと。大好きだった仕事が、なんか楽しくなくなっている自分に気付いていた。ブレーキを踏まれて、ふっとなった時にこのままでいいのかなと考えた」と説明した。

 さらに「下の世代、第7世代とか出てきたときに、昔やったら“後輩なんかに負けるか。もっと上目指したんねん”と思ってたのが、この子らと戦いたくないという自分がいた。ずっとファイティングポーズとっとかなあかんのに。負けないぞというのは持っておかないと。それが僕の中でなくなっていた」とし「芸人の世界は無茶苦茶神聖なところ。そんな無気力なやつがおったらいかんと思っていた」と続けた。

 橋下氏が再度「一部制限するという考えはないのか」と問うと「そこが僕の不器用なところ。片手間は嫌。100かゼロと思った。辞めるときめた時に心が楽になった」とし「50になったら芸人30年になる。50から80までピンピンで生きたいと思っている。違う30年にチャレンジできる自分は幸せ」と語った。

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2022年3月5日のニュース