笠井信輔氏、胃がんステージ4公表のバレー・藤井にエール「絶対に打ち勝って復帰して。そして謝らないで」

[ 2022年3月5日 16:34 ]

オンラインセミナーで自身のがん体験を語る笠井信輔氏
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 フリーアナウンサーの笠井信輔(58)が5日、大阪市内で行われたオンラインセミナーに参加し、胃がんのステージ4を公表したバレーボール男子日本代表の藤井直伸(30=東レ)について「絶対に打ち勝って復帰して。そして絶対に謝らないで」とエールを送った。

 この日は「知って安心!備えて安心!がん対策」と題したセミナーで、ステージ4の悪性リンパ腫から生還した体験などを披露。その後の囲み取材で藤井を激励した。

 藤井は先月27日に胃がんと診断されたことを公表し、1日に同期入団の3人が治療費を支援するため「Team藤井募金」の開始を報告。しかし4日になって藤井が「治療方針も明確に定まっていないのにも関わらず、冷静な判断ができなかったことにより、私たち家族や知人、会社、チーム等の理解を得ることもなくスタートした事で、大勢の方にご迷惑や不快な思いをさせてしまった」などと謝罪し、目標金額に到達する前に募金活動の終了を報告していた。笠井氏は「謝罪する必要なんてまったくない。ガンの報告は衝撃だったけれど、絶対帰ってきて」と語気を強めた。

 自身のガン体験については「病気になる前は平均睡眠時間が3~4時間。仕事の準備を130%の力でやっていたけれど、今は70%の力で。70%でも十分なものは準備できている。“ま、いいか”という気持ちが生まれてきた」と笑顔で話し「昭和の精神力がガンを生んだのかも」と振り返っていた。

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2022年3月5日のニュース