藤井竜王の封じ手は「7六歩」 注目の王将戦第4局、対局再開

[ 2022年2月12日 09:05 ]

<王将戦第4局第2日>開封された封じ手を指す藤井竜王。左は渡辺王将、右は立会人の中村九段(撮影・西尾 大助、会津 智海)
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 渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局が12日午前9時、前日から行われている東京都立川市の「SORANO HOTEL」で再開された。 動画・王将戦第4局「封じ手」の様子  棋譜速報

 午前8時44分、挑戦者の藤井竜王が対局場に入室。5分後に渡辺王将が姿を見せ、1日目の指し手を再現した。竜王が1日目に封じた72手目を、立会人の中村修九段が開封。封じ手は「7六歩」だった。

 開幕3連敗を喫し、後がない渡辺王将は得意の矢倉戦法を採用。銀のタダ取りを容認する一手を繰り出し、藤井竜王を自分のペースに引きずり込んだ。

 4連覇に向けて後がない王将にとって反撃の1勝ち目になるか、竜王がストレートで最年少5冠獲得を達成するか、注目の対局2日目が開始した。

 持ち時間各8時間のうち、消費時間は先手の渡辺王将が2時間53分、後手の藤井竜王が4時間29分。副立会は佐々木慎七段、記録係は鈴木麗音初段が務める。

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