高橋真麻 東大刺傷事件で逮捕の少年に「お医者さんを目指している人が…考えられない」

[ 2022年1月17日 14:58 ]

フリーアナウンサー高橋真麻
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 フリーアナウンサーの高橋真麻(40)が17日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、15日に東京・文京区の東大前の路上で3人が切りつけられた事件についてコメントした。

 大学入学共通テストの受験生ら3人が17歳の少年に切りつけられ、17歳の高校2年生の少年が殺人未遂の疑いで警視庁に逮捕された。少年は調べに対し、「医者になるため東大を目指し勉強していた」と供述。少年が通う高校の関係者によると、昨年9月の3者面談で少年が成績に伸び悩み、「進路を迷ってる」と発言していた。

 少年が通う高校は、事件を受けてコメントを発表。コロナ禍で学校側のメッセージが届きにくくなっている現状を明かした上で、「『密』をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているのかもしれません。今回の事件も、事件に関わった本校生徒の身勝手な言動は、孤立感にさいなまれて自分しか見えていない状況のなかで引き起こされたものと思われます」とした。

 番組ではさらに、番組では昨年12月に高校生100人を対象に日本赤十字社が行ったコロナ禍と将来に関する意識調査を紹介。28%が「孤独を感じる、一人でいるのが不安になる」と答えていた。

 高橋は「コロナ禍という影響は確かにあったと思いますけど、ほとんどの人がつらいとか大変と思いながら、普通に頑張っているわけですから、コロナ禍が原因と言って許されることではないと思います」と指摘した。

 また、少年が「勉強がうまくいかなくて事件を起こして死のうと思った」と供述していることにも言及。「お医者さんを目指している人が、人のことを殺そうとするという発想が、ちょっと考えられない。そういう発想をできる時点でどうなのかなと。そこまで追い詰められたにせよ」とも話した。

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2022年1月17日のニュース