藤井竜王 王将戦へ全勝逃すも渡辺王将と「盛り上げる」、長時間対決のコツは「早く寝る」

[ 2021年11月25日 05:30 ]

挑戦者として意気込む藤井聡太竜王(代表撮影)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは24日、東京都渋谷区の将棋会館で最終の3局を行った。すでに7番勝負初出場を決めている藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖含め4冠=は永瀬拓矢王座(29)に101手で敗れ、5勝1敗でリーグを終了した。 藤井VS永瀬指し手

 研究仲間でもある永瀬に屈した藤井は「中盤以降、粘り強い手を選ぶことができなかった」とこうべを垂れた。王将戦史上9回目(8人目)の挑決リーグ全勝突破には一歩及ばなかったが、7番勝負第1局開幕時の19歳5カ月は、第60期(11年)で豊島将之六段(当時)が記録した王将戦最年少記録(20歳8カ月)を更新する。「そのシリーズは少しだけ覚えています。年少記録は全く意識しませんが、シリーズを盛り上げるよう頑張っていきたい」と心なしか胸を張った。

 7番勝負は年明け早々に開幕する。渡辺明王将(37)=名人、棋王含め3冠=との2日制対決は初めて。「どういう感じになるのか分からないところがある」「作戦面で差をつけられないようにしたい」と慎重な面持ちで言葉をつなぐものの、過去の2日制タイトル戦は12勝1敗と圧倒的な数字を誇る。「得意という印象はないのですが、第1日の封じ手後にあまり局面を考えず、早く寝るようにしてます」と長時間対決のコツもさりげなく明かした。

 王将戦といえば「勝者の記念写真」。過去の名棋士が刻んできた独特の伝統だ。もちろん藤井も熟知している。「とりあえず勝たなければそれ(撮影)もないので、1回経験してみるのもひとつの目標だと思ってます」。被写体となる意欲は十分だ。

 3冠と4冠の頂上決戦を制すれば史上初の10代5冠となる。「現時点で意識することは全くありません。いい内容の将棋を指し、対局を盛り上げたい」と、決意表明はことさら力強かった。

 ▼渡辺明王将 藤井竜王とのタイトル戦は(6、7月の)棋聖戦5番勝負以来ということなので、そこで負けてからは次の機会を意識して取り組んできました。タイトル戦での対戦が決まるまでは、次への意識は漠然としたところではありましたが、実際にそれが決まって、これから1カ月あまりの間に細かいところまで作戦を詰めて臨みたいと思います。藤井竜王の挑戦権獲得?最近の勝ちっぷりからすると、順当だと思います。それくらいの勝ちっぷりですから。 

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