薬丸裕英 愛知の中3刺殺で模倣犯懸念「最近テレビやネットで取り上げられて…議論は必要」

[ 2021年11月25日 13:16 ]

薬丸裕英
Photo By スポニチ

 タレント薬丸裕英(55)が25日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、愛知・弥富市の中学校で24日、3年生の男子生徒が同学年の男子生徒に刺され死亡した事件について語った。

 24日午前8時ごろ、3年生の生徒が校内の廊下で刺され、まもなく死亡した。愛知県警は殺人未遂の容疑で同学年の男子生徒を現行犯逮捕。生徒の死亡を受け、容疑を殺人に切り替えた。

 番組では男子生徒が容疑を認めていることや、ネットで刃渡り約20センチの包丁を買って犯行に及んだことなどを報じた。薬丸は「海外とかでは銃とか刃物とか聞いたことがあるけど、日本で学校内でというのが(聞いたことが)ないので、動揺するくらい驚きました」と率直な思いを告白した。

 男子生徒が調べに対し、「いじめられた」という主旨の供述をしているとも伝えられている。薬丸は「ネットで自分で刃物を購入し、ここまでの殺意を持って相手を刺してしまうということは、相当な怨恨があったと思う。なかなかできないと思う。あの人が嫌だ、あいつ嫌いと思っていても、できるということが、加害生徒はかなりの思いがあって追い詰められていたと思うのが適当なのかなと」と、加害生徒の心中を推察した。

 既に同校では気分が悪いと訴える生徒もおり、学校側では生徒のメンタルケアのためのスクールカウンセラーを増員させる方針を示した。薬丸は「すべてをアメリカにならえとは思わないですけど、州とか学校によっては金属探知機があるところはあるので、そういうことも必要になってくるのかな」と、校内警備強化の必要性にも言及。さらに、「最近テレビとかネットとかで取り上げられて、それに触発されて模倣犯みたいなのが出てきているじゃないですか?この前の列車のこととかでも。こういうこともないとは限らないので、議論は必要だなと。生徒を守るためにどうするべきか、いろんな方面からの議論は必要だなと思いますね」と、今後の模倣事件を懸念した。

続きを表示

2021年11月25日のニュース