村上春樹氏母校 ノーベル文学賞受賞を逃すも同級生「(受賞者を)2人に」「また集まりは続く」

[ 2021年10月7日 20:50 ]

村上春樹氏の母校、兵庫県西宮市の香櫨園小学校でノーベル文学賞発表のネット中継を見守る同級生や教職員
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 スウェーデン・アカデミーは7日、今年のノーベル文学賞をタンザニアの作家アブドゥルラザク・グルナ氏に授与すると発表した。大手ブックメーカーが直前のオッズをまとめたサイトで、5倍で単独トップに立っていた村上春樹氏(72)は受賞を逃した。

 村上氏の母校、兵庫県西宮市の香櫨園小学校では同級生や教職員ら10人あまりが受賞者発表のネット中継を見守った。「今年こそ獲ってほしい」。同級生の頭井治男さん(72)の願いはまたもや届かなかった。

 「生きてる限り、また来年」。頭井さんは気を取り直すように語ったが、「(受賞者を)2人にしたらええのに。これだけノミネートされてるんやから」との本音も飛び出した。同じく同級生の内堀均さん(72)は「ノーベル賞以上に立派な賞も獲っている」と村上氏のこれまでの足跡を称え、「こういう時期になかなか集まることはない。(来年も)また集まりは続くし、彼がそういう力を出してくれている」。コロナ禍に敬遠されがちな「同窓会」を図らずも開くことができる幸運を指摘した。

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2021年10月7日のニュース