水谷隼 中国ペアとの混合ダブルス決勝を回顧「今まで1度も勝ってないからこそ決勝戦では変化をつけよう」

[ 2021年9月8日 10:06 ]

卓球の水谷隼
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 東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダル、男子団体で銅メダルを獲得した水谷隼(32=木下グループ)が8日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に出演し、混合ダブルス決勝の中国戦を振り返った。

 水谷は、パーソナリティーの垣花正アナ(49)から「自分の現役の間に中国という大きな壁を越える瞬間を迎えるというのは、ぶっちゃけ想像できてましたか?」と聞かれ、「いや全くできてないですね。本当に高い壁で、見えないくらい高い壁でしたから」と話した。

 勝因については「本当に必死に努力をしてきました。勝つための準備をしてきました。今まで1度も勝ってないからこそ決勝戦では変化をつけようと思っていて、相手の裏をかいたというか、今までと同じようにやっていても絶対に勝てないので決勝は今までと違ったプレーをしようと思ってやっていました」と明かした。

 具体的な策については「最終ゲームになった時に、自分の3球目攻撃の時に、その時に今までだったら弱気になるところを勇気を持って攻めました。逆に1回でも勝っていたら勇気を持てなかったと思う。“相手がミスしてくれるんじゃないか”っていう期待の方が強くて。でも“勝ったことがないから、絶対に相手がミスしてくれないから自分が勇気を持って攻めるしかない”という気持ちでした。相手は必ず自分が弱気で来ると思ってるなって思ったので、それも読み切って、“相手は自分のことを全部知っているから今までとは絶対に違うプレーをしなければいけないな”と思いました」と話した。

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2021年9月8日のニュース