「おかえりモネ」宇田川さん 姿なしも再びトレンド入り!菜津も影響を受けた過去 百音に告白

[ 2021年9月8日 09:00 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第83話。宇田川さんの過去を語る菜津(マイコ)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は8日、第83話が放送された。一切、姿を現していないキャラクター「宇田川さん」が第65話(8月13日)に続き、またもツイッターのトレンドに入った。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第83話は、百音(清原)は莉子(今田美桜)のことと、菅波(坂口健太郎)となかなか会えないことにモヤモヤした日々を送っていた。そんな中、Jテレの朝のニュース番組「あさキラッ」の視聴率低迷を打破しようと、朝岡(西島秀俊)は高村(高岡早紀)に“ある提案”を持ち掛ける。その提案により、莉子は一層追いつめられる。同じ頃、百音は菜津(マイコ)から宇田川の過去を打ち明けられ…という展開。

 この日、宇田川さんの体調が悪く、菜津は「宇田川さんね、急にワーって混乱しちゃったり、ドキドキしちゃうことがあって、それで外に出られないの。ヒロくん、絵とか漫画とか、お習字とかが上手でね。私、ヒロくんに絵教えてもらうのが好きだったの。ヒロくんが美大行ったから、私も行ったんだ。(宇田川さんの絵は)飾ってないの。人に見られるのが、嫌なんだって。私はヒロくん、才能あったと思ってるんだけどね。私たちが学生の頃って、美術とか専門生かせる就職先なんか全然なくて。ヒロくん、普通の、割とちゃんとした会社に何とか就職したんだけど、水が違うっていうのかな。沼で、じーっと静かに世の中見てた人が、荒波の海に放り出されちゃった、みたいな。それでも頑張って8年ぐらい、もっとかな、ちゃんと働いていたのよ。営業成績も良かったみたいだし。でもね、ちょっと体調を崩して、すぐ戻れるって自分で言ってたのに。明日は会社行く、明日はって言っているうちに、誰とも会えなくなっちゃってた。今日はちょっとしんどかったみたいで、ごめんなさいね。でも、もう大丈夫って言ってるから、心配しないでね」と百音に語った。

 放送終了後(午前8時31分)には「宇田川さん」がツイッターの国内トレンド6位に入る反響を呼んだ。

 百音の下宿先・汐見湯に住む男性・宇田川さん。達筆の宇田川さんは第62話(8月10日)、百音の誕生日会に登場した「永浦百音さん 21才 お誕生日おめでとう」も書いた。

 大家の菜津によると、2階の一番奥の部屋に住む宇田川さんは、菜津の祖父母が昔、世話になった人の孫。年齢は菜津より上。「すっごくいい人なんです。ただ、部屋から出てこないだけで。もともと、きちんとした人なの。今は私たちが寝ている間に、お風呂のお掃除をしてくれるの」(菜津)「優しいからな、ヒロくんは」(祖父・小倉肇=沼田爆)。普段は全く姿を現さず、百音と明日美(恒松祐里)も最初は怯えたが、案外すぐに慣れた。朝岡が説く自然現象とともに、第11週(7月26~30日)のサブタイトル「相手を知れば怖くない」を担った。

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