小栗旬の兄「正直、なめてました」俳優目指した過去語る 「お兄ちゃんは役者ダメだよ」の意味が明らかに

[ 2020年11月30日 22:49 ]

俳優の小栗旬
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 俳優の小栗旬(37)の兄で、演出家の小栗了氏(44)が30日放送の日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」(後9・00)に出演。売れない俳優時代を過ごしていたときの、弟の思いが明らかになる場面があった。

 小栗氏の父は舞台監督の小栗哲家氏(71)で、世界的指揮者の小澤征爾氏(85)などの舞台も手掛けるオペラ界の巨匠。その背中を見ていたこともあって、高校卒業後は映画監督を目指しアメリカの大学へ進学する。演出や演技を学ぶかたわら、日本で弟の旬がブレイクしているのを見て「あれ?弟ができるなら、俺も(俳優を)できるかなって。それで勢い余って帰って来ました。正直言います。なめてました…」と振り返った。

 25歳で遅咲きの俳優業をスタートさせるが、ほとんど仕事は来なかったという。そんななか、29歳のときに大きな転機が訪れる。演出家の蜷川幸雄さん(16年死去、享年80)から連絡があり、旬が主役を務める舞台で「最後のシーンだけ双子出したいんだわ。お前やれ」という理由で、共演を果たすことになった。

 しかし、稽古中に旬がインフルエンザに。蜷川さんから「お前、旬の代わりにやれ」って。リハーサルの代約こそ役を勝ち取る大チャンスだった。蜷川組に参加する若手たちは高い志を持ち、自分の役以外のセリフもすべて丸暗記が当たり前。ただ、了氏は「弟のセリフなんて覚えているわけがなく…2日間やらせてもらったんですけど、クビになるという」と散々な結果に。「周りにいる人たちは『めっちゃチャンスもらったのに、何やってるの』って思ったと思います」という。

 「弟ですよ?弟が蜷川さんの舞台に初主演で初座長。弟の役取ってどうするんですかって。今思うのはそこの準備ができてないのは俺のミスで。ただ、あのときにできたらってトラウマで。今でも夢に見ますもん」と複雑な心境を吐露した。

 その様子を見ていた父の哲家氏から「お前は表出るより、裏方の方が絶対に向いてるから。一家に2人俳優なんかいらねえよ」と手厳しい言葉をかけられたという。ここで哲家氏は「僕が言ったんではなくて、旬が言ったんです」と真意を明かす。「おやじ、お兄ちゃんは役者ダメだよ。大部屋にいてもキャストをまとめちゃう。みんなが輪になってしまって、役者のなかで競争がなくなる。お兄ちゃんは制作とかをやらした方がいいんじゃないって」。

 その後、了氏は30歳を区切りに俳優を辞め父の舞台制作会社に入社し、07年にはイベント制作会社を立ち上げる。現在は埼玉県にある「ムーミンバレーパーク」のショーの演出などを手掛け、高い評価を得ている。裏方になった今、弟に対しては「思った以上にすごく努力するんです。若い頃から現場に絶対台本は持ち込まないとか。エキストラから上がっていたので、叩き上げだと思っていて。そこが僕自身、すごく尊敬しているところです」とエールを送っていた。

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