「エール」全話平均 地元・福島は32・1%!驚異的な高視聴率

[ 2020年11月30日 10:30 ]

NHK連続テレビ小説「エール」の主演を務めた窪田正孝とヒロインを務めた二階堂ふみ
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 俳優の窪田正孝(32)が主演を務めたNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は27日に最終回を迎え、全120話の期間平均世帯視聴率は20・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが30日、分かった。ドラマの舞台となった地元・福島は32・1%(福島地区)と驚異的な高視聴率だった。

 福島地区は初回35・9%(3月30日)、最終回35・4%(11月27日)。番組最高は37・8%(5月5日)だった。

 関東地区は初回(3月30日)は朝ドラ6作連続大台超えとなる21・2%と好スタート。放送休止前は、第4週(第16~20話、4月20~24日)から第13週(第61~65話、6月22~26日)まで週平均は10週連続大台超えと好調に推移。早稲田大学の応援歌誕生を描いた第8週「紺碧の空」(第36~40話、5月18~22日)の週平均21・8%は番組最高となった。

 しかし、2カ月半の放送中断を挟み、9月14日に第14週&第66話から再スタートしたものの、18~19%台にダウン。それでも、残り3週となってから泉澤祐希(27)志田未来(27)宮沢ら新キャストを惜しげもなく投入。裕一の盟友・村野鉄男(中村蒼)の生き別れた弟、裕一の弟・浩二(佐久本宝)の結婚、裕一の娘・華(古川)の結婚、初回の藤堂先生(森山直太朗)の墓参り、小山田先生(志村けんさん)が生前、裕一に書いた手紙など、怒涛の展開で伏線を回収。最終回のコンサートまで一気に駆け抜け、第114話(11月19日)から7話連続大台20%超えでフィニッシュ。最終回(第120話)は21・2%と放送再開後の番組最高を更新。尻上がりに数字を上げた。

 朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描き、コロナ禍の列島にエールを送り続けた。

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2020年11月30日のニュース