地元ファン歓迎!映画館でまた「わさお」に会える

[ 2020年6月22日 14:58 ]

14年11月「天才!志村どうぶつ園」のロケで青森を訪れた志村けんさんとわさお。右は亡き飼い主・菊谷節子さん(「わさおプロジェクト」提供)
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 【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】不細工だけどかわいい「ブサカワ」で人気だった秋田犬の「わさお」が6月8日に天国に旅立った。推定13歳で、人間で言えば90代前半のおじいちゃん犬だった。

 支援団体「わさおプロジェクト」によれば、死因は多臓器不全。4月から自力で立ち上がれなくなるほど衰えが目立ち、6月7日から健康状態が急激に悪化したという。

 捨て犬だったわさおを青森県鰺ケ沢町が保護したのは07年秋。同町のイカ焼き店「きくや商店」を営んでいた菊谷節子さん(17年に死去)に引き取られた。同店の看板犬となり、翌08年に店を訪れた客のブログがきっかけで、一躍全国区の人気者となった。11年3月には映画「わさお」が公開された。

 同作品の錦織良成監督はスポニチの取材に「自分をしっかり持っていて、凄く頑固。とにかく言うことをきかない」と振り返りながら「(それでも)終盤の5日間は、思い通りの動きをしてくれた。お母さん(節子さん)との絆も感じたし、やっぱりスターだなと思いました」としみじみ。

 遠藤茂行プロデューサーも「薬師丸ひろ子さんとしっかりコミュニケーションをとり、役者“わさお”として堂々たる風格を見せてくれました」とコメントを寄せた。

 その後、わさおは震災の被災地を訪問して人々を励ましたり、地元駅の観光駅長に就任するなどして地域活性化にも大きく貢献した。今年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさん(享年70)の人気番組「天才!志村どうぶつ園」にもたびたび出演し、志村さんと共演した。昨年5月には、同じ秋田犬の妻「つばさ」にも先立たれている。支援団体の関係者は「天国で節子さん、志村さん、つばきと再会できますように」と祈っていた。

 毎日新聞WEB版によれば、「きくや商店」の一角には献花台が設置され、県内外のファンから届いた花やメッセージがぎっしり。店の外にある小屋には「わさお13才 永眠しました」と書かれた紙が貼られ、わさおの“養女”として飼われている「ちょめ」が訪問客を迎えている。

 東映は地元・青森県の2つの映画館、弘前市の「イオンシネマ弘前」とつがる市の「シネマヴィレッジ8・イオン柏」で7月3日から「わさお」の追悼上映実施を決定。封切り時は1週間後に東日本大震災が起こり、見たくても見られなかった人たちが少なくなかったはず。在りし日のわさおに触れてしのぶファンも少なくないだろう。

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