桂米団治 7月に5カ月ぶり独演会開催 一度は中止も…「先鞭をつけるのが噺家の務め」

[ 2020年6月22日 15:38 ]

7月23日に5カ月ぶりの独演会を開催することを発表した桂米団治
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 落語家・桂米団治(61)は22日、大阪市内で会見に臨み「米朝一門落語会シリーズ 2020 桂米団治独演会」を7月23日に開催することを発表。米団治は「落語は1人でできるもの。舞台芸術を代表して先鞭をつけるのが噺家の務めだという思いにかられた」と自身2月20日以来約5カ月ぶりの独演会に向けての決意を語った。

 今年で12回目を迎えるサンケイホールブリーゼでの米団治独演会。同館は新型コロナ禍で4月1日から休館していた。15年に亡くなって5年となる米団治の父で人間国宝である桂米朝さんの5年祭「米朝まつり」(3月20~22日)や「桂南天独演会」(4月29日)、「桂吉弥独演会」(5月22日)も中止に。演芸場での公演開催が厳しい状況下でこの独演会も1度は中止が決まったが、劇場の環境も緩和され、一転して開演決定。912席の約半分の450席での公演となる。

 今回は初めてオンラインで同時生配信される。外出自粛期間中、米団治は勧められてiPadを購入。「超アナログの私が。人の落語をゆっくり聞いてみたり、自分の昔の映像を見て。反省も込めて自分を見つめ直すことができました」とYouTubeや動画などから新しい発見があったそうだ。

 当日は「落語公社」「子は鎹」「本能寺」の3題を演じる。リモートではうまく伝わらないネタもあり、当初の予定を一部変更した。「本能寺」は「音曲も入るのでリモート落語にふさわしい」と言う。個人的には劇場で生の落語を届けたいと言う気持ちが強く「リモート配信は手段であって目的ではない」と強調する。ただ、コロナ禍で新しい生活スタイルへの転換が求められていることも考慮。「配信チケットがどれだけ売れるか。どれだけ感動できるか。リモート配信で新たな可能性が見つかるかも」と期待もしている。

 落語についても「1人の人間が座布団に座って喋るだけで、いろんな世界を描ける。森羅万象、人間の生き様が描かれていることで、落語ってのは凄いなと思いました」。あらためて落語の世界の素晴らしさに気付かされた。

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