茂木健一郎氏、経済同友会の“電子マネー給付”発言にため息「悲しくなる」

[ 2020年4月16日 22:25 ]

脳科学者の茂木健一郎氏
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 脳科学者の茂木健一郎氏(57)が16日、ツイッターを更新。経済同友会が示した考えに苦言を呈した。

 この日、政府、与党が新型コロナウイルス対策として、所得制限を設けず全国民に一律10万円を給付する調整を開始した。茂木氏は、経済同友会の桜田謙悟代表幹事が10万円の現金給付を歓迎するも「電子マネーでの給付が望ましい」と発言したニュースを引用。同会の発言は給付が“貯蓄”ではなく“消費”へ回るようにするための意図があってのものだった。

 そのことを踏まえた上で、茂木氏は「お肉券とかお魚券とか、そういう亡霊がやっと消えたと思ったら、何でまたここに戻ってくるかな」と、あきれた様子。続けて「なぜ、一人ひとりの国民が、自分にとって一番良い使い方は知っていると仮定できないんだろう」と、同会の凝り固まった判断に対しくぎを刺した。

 茂木氏は最後に「悲しくなる」と、吐き捨てるように胸の内を記した。

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2020年4月16日のニュース