コロナ感染「報ステ」富川アナが謝罪 発熱を軽視…出演継続に「深く反省」

[ 2020年4月16日 05:30 ]

富川悠太アナウンサー
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 新型コロナウイルスに感染したことを12日に公表していたテレビ朝日の富川悠太アナウンサー(43)が15日、メインキャスターを務めている「報道ステーション」(月~金曜後9・54)で「番組で繰り返し感染予防を呼びかけていた立場にもかかわらず、このような事態を招き、大変なご迷惑をおかけしました」と、謝罪コメントを発表した。

 富川アナは、今月3、4日に発熱があったが、平熱に下がったことで6~9日の番組に通常通り出演。局広報は出演を続けた理由を「社への体調不良の報告が9日だった」と説明していた。

 この日の番組では代理を務める小木逸平アナ(45)が、富川アナが4日夜にチーフプロデューサーに体調不良をラインで報告していたことを説明。その後、息切れがひどくなった9日昼にも同じチーフにラインで相談していたとした。番組担当部長に報告したのは同日の放送後だった。

 すぐに出演見合わせなどの措置を取らなかったことに対して富川アナは「すぐに平熱になったことから発熱を軽視してしまい、出演を続けたことを深く反省しています」とコメント。批判の声が強いことには「視聴者の皆さまからは多数のお叱りの電話やメールをいただいていると聞いています。これらを真摯(しんし)に受け止めたい」とした。

 感染経路は不明で「3月下旬から大人数で食事する機会もなく、外部での取材もなかった」とし、思い当たることはないとした。症状については少しずつ改善しているという。

 併せて、同番組の40代チーフプロデューサーと、フリーアナウンサー赤江珠緒(45)の夫で40代番組スタッフの2人がこの日、PCR検査で陽性が確認されたことも公表。2人はともに富川アナの濃厚接触者だった。

 チーフプロデューサーは10日からせきの症状があり、12日に左胸の違和感で病院を受診。スタッフは11日に高熱と激しい頭痛、背中の痛みが発生。翌日も高熱などが続き、検査を受けたところ「典型的なコロナ感染」と診断された。

 関係者によると「現在のところ2人以外に体調不良の番組スタッフはいない」という。

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