宝塚星組トップコンビ サヨナラ公演開幕 紅ゆずる「劇場を感じながら一場面一場面大切に」

[ 2019年9月6日 18:35 ]

紅ゆずる(中央左)と綺咲愛里(同右)
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 10月13日に退団する宝塚歌劇団星組トップコンビ、紅(くれない)ゆずると綺咲愛里(きさき・あいり)のサヨナラ公演「GOD OF STARS―食聖―/エクレール ブリアン」が6日、東京宝塚劇場で初日を迎えた。

 「GOD…」は、挫折を経験した天才料理人が人と出会い、温かさを感じながら真の料理人として復活するクッキングコメディー。アジアを舞台に華やかさいっぱいに繰り広げられる。

 ”ビジュアル・トップコンビ”として人気の2人のお芝居もこれで見納め。サヨナラ公演にありがちなしんみりとした感じはなく、紅持ち前のコメディーセンスで最後まで観客を楽しませてくれる。

 「限られた時間なので劇場を感じながら一場面一場面大切に過ごしていきたい」と紅はラストにかける意気込みを語った。また、綺咲も「(本拠地)大劇場で幸せをいただいたので、気持ちを新たに最後まで精いっぱい駆け抜けたい」と話した。

 ショー「エクレール…」も星組パワー全開のものに仕上がった。好きな場面は「ボレロから黒燕尾、デュエットダンスの流れが好きですね」(紅)、「デュエットダンス」(綺咲)だという。
 「お芝居とショーのギャップがすごいので、そのギャップを楽しんでいただけたら」と2人は声をそろえた。

 千秋楽公演は全国各地、香港、台湾の映画館でライブ中継される。
                                                                                     

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