巨人・原監督「うちの大将ですからね」 坂本35日ぶり復帰、即3安打3打点大活躍にご満悦

[ 2023年7月28日 22:22 ]

セ・リーグ   巨人11―5中日 ( 2023年7月28日    東京D )

<巨・中>勝利しファンに手を振る原監督(撮影・藤山 由理)
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 巨人は最下位・中日相手に鮮やかな逆転勝ちを収めて2連勝。5日ぶりに勝率5割に復帰した。中日戦は敵地バンテリンドームで5月5日~7日に同一カード3連敗を喫したが、その後はこれで5連勝となった。

 プロ2勝目となる今季初勝利を目指して先発した4年目左腕・井上が初回いきなり2失点。だが、打線はその裏、負傷離脱から35日ぶりに戦列復帰した坂本の二塁打をきっかけに岡本和の22号3ランであっという間に3―2と逆転に成功すると、15安打11得点の爆勝となった。

 坂本が3安打3打点、丸が3安打2打点、ブリンソンが代打で7号ソロを放つなど“復帰組”がそろって即結果を出し、26歳の新人右腕・船迫が待望のプロ初勝利を挙げている。

 試合後、原辰徳監督(65)との主なやりとりは以下の通り。

 ――坂本が大活躍。

 「非常に貴重な3本でしたね。1本目も2本目も」

 ――チームやスタンドの空気も変える存在。

 「うちの大将ですからね。いい時間を使ってくれたのかなと。まぁ、ケガをして時間を使うということはほめられたことではないけれども、ファームのスタッフも含めてしっかりと時間を使ってくれたなと思います」

 ――丸もブリンソンも。

 「丸もあれだけの実績を持ちながらね、悔しいというか苦しいというかね、その時間をしっかりと使ってくれていいスタートを切ったというふうに思いますね」

 ――船迫が初勝利。

 「このところ非常にいい感じで投げてくれていますね。物おじしないというか、堂々と投げる姿というのは非常に頼もしく感じていますね」

 ――秋広を5番に。

 「まぁ、僕たちのなかでは昇格。彼の勝負強さというかね、そういうもの、3番から少し昇格したということですね」

 ――途端に。

 「まぁ、そうですね。5番バッターって非常に重要でね、4番バッターを助けるという役目もあるし、カバーするという役目もあるしね。そういう意味ではまだまだ荷は重いかもしれないけれどね、何とかこれを越えてほしいなというのはありますね」

 ――門脇を三塁で。

 「機動力も使えるんでね。うちには貴重な存在だというふうには思っていますね。バッティングも良くなってきていると思います。何となく凡打しても振れるという彼の最大なる特長がありますね。こう小手先のバッティングじゃなくて振れるというのは彼の最大の魅力だと思いますね」

 ――逆方向でも振っている。

 「振っている、凡打しようが何しようが振っているというのは魅力がある選手ですね」

 ――岡本和は逆方向に一発。

 「久しぶりにあそこの逆方向の。しかもちょっと半速球のボールを打てたというは、また違った意味でいいと思いますね」

 ――坂本でチームのムードが変わる。

 「そうは思いたくないけれどもね。そこに頼りすぎるというのは良くないでしょうけども。しかし、その部分でしっかり出たというのはチームの選手たちも含めて我々もどこかに、おさまりというのを持った素晴らしい選手だなという感じがしますね」

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