巨人の26歳、オールドルーキー船迫が初勝利「両親にありがとうと伝えたいです」 岡本和と同学年

[ 2023年7月28日 22:04 ]

セ・リーグ   巨人11―5中日 ( 2023年7月28日    東京D )

<巨・中>プロ初勝利の船迫(左)はウイニングボールを手に岡本和と喜び合う (撮影・西川祐介)
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 巨人のドラフト5位ルーキー右腕、船迫大雅(ふなばさま・ひろまさ)投手(26=西濃運輸)が28日の中日戦(東京D)で待望のプロ初勝利。同学年の主砲で、初回に逆転3ランを放った岡本和真内野手(27)らチームメートと家族に感謝した。

 11―5の快勝。先にお立ち台に上がった岡本和が「いつも気迫あふれる、いいピッチングをしてくれているんで、僕らもしっかり守ろうと思ってやってますし、本当に…いつもありがとうございますっ!」とうれしそうに祝福コメント。主砲兼主将のうれしい一言を受けてお立ち台に上がった。

 そして、「最高です!」とまずは初勝利の感想について第一声。先発マウンドに上がった4年目左腕・井上温大投手(22)が初回いきなり2失点したが、その裏、岡本和の22号3ランで逆転した。船迫は井上が4回途中4失点KOされた4回1死一塁の場面で2番手として登板した。

 ブルペン、そして登板時の胸中について聞かれると「“同級生”の和真が初回に3点取ってくれて…。いつもありがとうございますっ!」と笑顔。4回のリリーフ場面では鵜飼、代打・石橋をピシャリと抑え、イニングまたぎとなった5回には1死から龍空に中前打されるも3番・宇佐見を二ゴロ併殺打に仕留めてこの回も無失点で切り抜けた。その裏、代打を送られ降板となったが、菊地、高梨、ビーディ、今村の継投で船迫の初勝利を守り切った。打線は15安打11得点の爆勝だった。

 ファンの大声援については「しっかり自分の耳の奥まで聞こえていました。ありがとうございますっ!」と感謝。さらに26歳での遅いプロ入りについて聞かれると「前半戦は思うようにいきませんでしたが、後半戦はチームのためにいっぱい腕を振っていきます」とキッパリ口にすると、ウイニングボールを披露した。

 そして、感謝の言葉を誰に伝えたいか問われると「両親にありがとうと伝えたいです」とし、「この年になるまでも毎日うるさいくらいにLINEをくれたりするんですけど、やっぱり、その親の言葉があって今の自分があると思っています。ありがとうございますっ!」と声を張り上げていた。

 ▼原監督 このところ非常にいい感じで投げてくれていますね。物おじしないというか、堂々と投げる姿というのは非常に頼もしく感じていますね。

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