巨人・原監督 4回途中4失点KOの井上に苦言「なんでハルトさんなんだ!とファームの選手は…」

[ 2023年7月28日 23:11 ]

セ・リーグ   巨人11―5中日 ( 2023年7月28日    東京D )

<巨・中>4回、井上(右から3人目)に交代を告げる原監督(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 巨人の原辰徳監督(65)が中日戦(東京D)で3回までに大量7点の援護をもらいながら4回途中6安打4失点KOされた4年目左腕・井上温大(はると)投手(22)に苦言を呈した。

 今季3度目の先発登板で、初回いきなり2失点。だが、味方打線はその裏、岡本和の3ランで逆転すると、2回に3点、3回にも1点を追加して強力援護した。

 だが、井上は7―2と5点リードで迎えた4回に3連打などで2点を失い、4回途中4失点KO。プロ初勝利を挙げた昨年9月23日の中日戦(バンテリンD)以来308日ぶりとなるプロ2勝目を逃した。今季ここまで過去2戦は4回降板。3度目のマウンドは4回を投げ切ることができなかった。

 試合後、初回に飛び出した岡本和の逆転3ランについて聞かれた原監督。「もちろん大きいんですけど…」としたうえで、即座に岡本和から井上に話の中心を自らスイッチ。「まぁ、非常に大事にね。大事にというか、まぁ。ハルト(井上)はわれわれ何とかしようという…ね、なかで。やっぱりちょっとコントロールが悪すぎますね」とまずは指摘した。

 そして、「やっぱり1番バッターに対して初球。積極的なバッターにね。まぁ、簡単にあれだけの打球を打たれるというのはね。果たしてどうなのかっていうね」と初回、1番・岡林に初球をいきなり左中間二塁打された場面に触れた指揮官。

 「まぁ、やっぱりもう少し…磨く?やっぱりファームの選手たちは、ピッチャーたちは、彼のことを非常にうらやましがっていると思うんですよね。そこをやっぱり、なんていうかな。期待に応えるというかね。われわれが…なんていうかな…。“なんでハルトさんなんだ!?”ぐらいなことをね、ファームの選手に思われるっていうのは。まぁ、思われてないのか、思っているのか。そのへんは分かりませんけれども。われわれも少し責任を感じているというところはありますね。もう少し成長してもらいたい選手ですね、ええ」と厳しい表情で話していた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月28日のニュース