星稜救った「レオ」 獅士奮迅の思いで決勝打の萩原「絶対に自分が決めるんだという強い気持ちでした」

[ 2023年7月28日 04:00 ]

第105回全国高校野球選手権石川大会決勝   星稜6-5遊学館 ( 2023年7月27日    石川県立 )

<高校野球石川大会 決勝>8回に決勝打を放った星稜・萩原はヒーローインタビューを受ける 
Photo By スポニチ

 星稜が終盤に底力を見せ、2年連続22度目の甲子園切符をつかんだ。一時は4点優勢を追い付かれる苦しい展開。チームを救ったのは萩原獅士(はぎはら・れお=2年)だ。8回2死一、二塁から決勝の中前打を放った。

 「絶対に自分が決めるんだという強い気持ちでした」

 大会前の背番号発表時には「自分がチームを甲子園に連れて行く」と宣言。8回の打席前には、その発言を思い出したエース右腕の武内涼太(3年)から「おまえが決めてこい」と送り出されていた。帽子には自身の名前と四字熟語をかけた「獅士奮迅」。文字通りの働きに「甲子園でも自分が一番活躍したい」と力を込めた。

 今秋ドラフト候補で最速149キロの武内は4回1/3を4失点。「大会を通じて自己採点は(100点満点で)10点いかないくらい」と頭をかいた。それでも昨夏の1回戦で愛工大名電に2―14で敗れた悔しさを胸に刻む。「甲子園のピッチングで圧倒して記憶に残したい」。目標の日本一には自身の復調が欠かせない。 (石丸 泰士)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月28日のニュース