日大鶴ケ丘・比江島“ハンカチ王子流”完投!靴ひも結び直しピンチ乗り越える

[ 2023年7月28日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権西東京大会準決勝   日大鶴ケ丘6―2早大学院 ( 2023年7月27日    神宮 )

<早大学院・日大鶴ケ丘>完投勝利しガッツポーズの日大鶴ケ丘・比江島(撮影・島崎忠彦)
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 決勝進出まであと3アウトの9回。先頭打者に一発を浴びた日大鶴ケ丘の背番号3、比江島幹投手(3年)はゆっくりスパイクの靴ひもを結び直した。間を取り、気持ちを切り替えて後続を断った。

 「相手のペースにしないように。斎藤投手が本塁打された後にそうしていたと聞いてたので」。06年夏の甲子園で優勝した「ハンカチ王子」早実・斎藤(元日本ハム)をまねた。同年夏の西東京大会準決勝で早実にサヨナラ負けした萩生田博美監督が伝授。右横手投げの比江島はペースを崩さず104球、4安打2失点で完投した。

 決勝の相手は18年夏の決勝でサヨナラ弾で敗れた日大三。「何度も煮え湯を飲まされましたから。乗り越えないといけない壁」と萩生田監督。ノーシードから勝ち上がった勢いで強敵に挑む。(秋村 誠人)

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