近江が貫禄5連覇 西武・山田先輩に続く旋風再現へ 県勢初の日本一目指す

[ 2023年7月28日 12:51 ]

第105回全国高校野球選手権滋賀大会・決勝   近江8―7滋賀学園 ( 2023年7月28日    皇子山 )

<滋賀決勝 近江・滋賀学園> 甲子園出場を決め、歓喜する近江ナイン (撮影・成瀬 徹)
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 滋賀大会の決勝が28日に行われ、近江が滋賀学園を8―7で下し、5大会連続17度目の優勝を飾った。

 打線が15安打8得点と機能した。0―1の2回1死二塁から塚脇柊太(3年)が右前への同点打。同点の3回無死一、三塁では横田悟(3年)がスクイズ(記録は内野安打)を成功させて勝ち越しに成功し、2―1の6回には一挙4安打5得点を奪った。そして、1点差にまで迫られる相手の猛攻を振り切った。

 昨夏の甲子園では山田陽翔(現西武)を中心に4強入り。今年は、絶対的選手は不在ながらも聖地切符をつかんだ。

 多賀章仁監督は「本当に素晴らしい決勝戦を滋賀学園とできた
ことをうれしく思います。甲子園で滋賀県高野連の悲願である日本一への挑戦権を得たこと、本当にうれしく思います。3年生の最後、意地と執念で勝ち切ってくれた選手たちを褒めたいと思います」と選手を称えた。

 主将の横田は「このような素晴らしい決勝にしていただいた滋賀学園さんにリスペクトを持って、甲子園でも頑張りたいと思います。全53校の思いを背負い、滋賀県勢初の日本一を目指して頑張りたいと思います」と決意。滋賀県勢では春夏通じて初となる甲子園優勝を目指す。

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