オリ山下舜平大は自己最短の4回途中KO 初ボークも献上しワーストタイ4失点 9勝目ならず

[ 2023年7月28日 19:31 ]

パ・リーグ   オリックス―日本ハム ( 2023年7月28日    エスコンF )

<日・オ>初回、2死満塁の場面で自らのボークで先制点を許した山下(撮影・高橋 茂夫)
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 オリックス・山下舜平大投手(21)が28日の日本ハム戦に先発したが、初回にプロ初のボークをとられるなど、4回途中5安打4失点(自責3)で降板し、9勝目はならなかった。

 初回、簡単に2アウントをとったが、清宮の一ゴロを一塁手の頓宮が弾いて出塁。万波に右前打、マルティネスに四球で2死満塁となったところでアクシデントが起きた。ハンソンに対しての初球、踏み出した左足がマウンドに引っ掛かり、バランスを崩す。投球できなかった場合はボークにとられるため、山下はバランスを崩した状態で何とかボールをリリース。コロコロとゴロとなったが、投球は何とか捕手まで届いた。

 しかし、石山球審の判定はボーク。1度投球動作が止まったような形で、投球とは認められなかった。中嶋監督も石山球審に抗議を行ったが、認められず、山下はプロ3年目の初ボークで先制を許した。

 4回には万波、マルティネスに連打を許すなど、1死満塁のピンチを招いた後、伏見の三遊間の当たりは、三塁手の宗がはじいた打球を遊撃手の紅林がカバーして一塁アウトに。それでも三塁走者が生還して2点目。さらに五十畑に左前2点適時打を打たれた。その後、四死球で再び2死満塁となったところで降板した。2番手の小木田が後続を抑えたが、山下は自己ワーストタイの4失点(自責3)となった。

 山下は日本ハム戦初登板。勝利すれば、パ・リーグの5球団から勝利を挙げ、同僚の山本由伸に並ぶハーラートップの9勝目となったが、お預けとなった。

 ▼山下 変化球をうまく操ることができていませんでした。良くない中でも、ゲームの中で修正していけるようにしていかなければいけないですし、何とか粘り強く投げられるようにしていかなければいけないと思います。

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