高校野球 7県で代表決定 立命館宇治、市和歌山、川之江が劇的サヨナラ 残すは東西東京、大阪など8大会

[ 2023年7月28日 15:12 ]

<第105回全国高校野球選手権京都大会決勝 立命館宇治・京都翔英>サヨナラ勝利を喜ぶ立命館宇治ナイン(撮影・岸 良祐)
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 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)地方大会は28日、7県で決勝が行われ、晴れの代表校が決まった。

 埼玉大会は大宮公園で決勝が行われ、浦和学院が花咲徳栄を7-2で下し、2021年以来2年ぶり15度目の甲子園出場を決めた。

 岐阜大会では今春選抜出場の大垣日大が、市岐阜商を4-3と逆転勝ち。夏は2018年以来(20年はコロナ禍で未開催)、5年ぶり6度目の甲子園出場。5月で79歳になった阪口慶三監督の采配にも改めて注目が集まりそうだ。

 滋賀大会は近江が滋賀学園を8-7で下し、5大会連続17度目の優勝を飾った。打線が15安打8得点と機能。1点差にまで迫られながら、相手の猛攻を振り切った。

 京都大会は立命館宇治が京都翔英に9回サヨナラ勝ち。2019年以来、4年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。ともに京都府宇治市に学校があり、夏の京都大会決勝では史上初の「うじ×うじ対決」として注目された一戦。立命館宇治グラウンドと京都翔英の寮が徒歩圏内にあり、近くのスーパーで選手同士が顔を合わせることもよくあるという“ご近所対決”を制した。

 奈良大会では智弁学園が2年ぶり21回目の優勝を飾った。「1番・右翼」で先発したプロ注目の松本大輝が初回に先制の右越え先頭打者弾。1―7の8回2死からも右中間にダメ押しソロを放ち、強打で高田商を圧倒した。

 和歌山大会は市和歌山がタイブレークの延長戦の末、和歌山北にサヨナラ勝ち。7年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。11回1死満塁から主将の熊本和真内野手が左前へサヨナラ打を放った。

 愛媛大会は坊っちゃんスタジアムで決勝が行われ、川之江が延長10回タイブレークの末、今治西をサヨナラで撃破。4強に進出した2002年夏以来21年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。

 29日は西東京など6都県で決勝、30日は東東京と大阪の決勝が予定。順調にいけば30日に全49代表が出そろう。

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