【阪神・岡田監督語録】「そんなんで泣いてたらあかんやろ。それは汗やろ」ベンチで悔し涙の前川に

[ 2023年7月28日 22:12 ]

セ・リーグ   阪神7―2広島 ( 2023年7月28日    甲子園 )

<神・広>6回、ベンチの前川(撮影・大森 寛明)
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 阪神は広島との首位攻防戦の初戦を制して1日で首位に返り咲いた。試合後、岡田監督は4安打の森下、好投した先発の村上らについて言及。以下は一問一答。

 (テレビインタビューで)

 ―10連勝と勢いにのる広島に初戦勝ったが
 「そうですね。やっぱり村上の頑張りときょうは森下ですかね。はい」

 ―森下はプロ初の猛打賞となる4安打
 「プロ初だったんやったの。そう。ずっと内容もいいし、追い込まれても右にうまく打つし。まあ、ね。ずっとこれを続けてほしいですね、はい」

 ―3番森下にはどんなことを期待しているか
 「うーん、やっぱり、まあ引っ張りだけじゃなしに右の方向に打てるんで。つながりというか、そういう風なのもあるし、追い込まれてもね。うまく対応できてるんで。うん、まあ規制はせずに普通に打たしているんでね、はい」

 ―打線では四球も稼いで、4度得点にもからんだが
 「いやいや、ずっとね。開幕からいってきたフォワーボールの重要性というかね。まあ、だから、そういう意味では、やっぱり、いいところでのフォワーボールというかね、そういうつなぎがね。やっぱりビッグイニングまでにはいかないけど複数得点になっているんじゃないですかね」

 ―村上投手のピッチングの評価はいかがでしょうか
 「初めて今年先発で投げてるんで、今回も10日ぐらい空いたのかな。オールスターで1イニングあったんだけど、まあ一番間隔開けて。一番、ピッチャー陣の中では未経験で初めてだったんで一番開けたんですけどね。2点は取られましたけど、この時期7回までね、100球、本当に良く投げたと思いますね」

 ―後半戦はどんな活躍を
 「活躍っていうか、本人は投げるゲームは全部勝つつもりでいるんじゃないですかね。前半も良かったですけどね、継続して後半もやってくれると思いますね」

 ―1日で首位に返り咲いた。初戦を取った
 「向こう10連勝でいつか負けるんだから、それが今日だったいうことだし。全然別に気にしてなかったし。まだね、昨日も言ったけどまだ7月なんで。9月ならあそこ(6回の村上のところ)で代打行ってますよ。村上の時ね。7月だからそんな慌てる必要ないんで。まあ、うまく村上ヒット打ったけどね」

 ―明日の先発は青柳。
 「いやいや、どんなピッチングしてくれるか楽しみにしてます」

(囲み取材で)

 ―初回は近本の盗塁がきいた。
 「そうよなあ、うーん。その前も出しとったけど、走れんかったんやろ、スタートきれんかったんやろ、中野のとき(笑)。まあ、普通はスタートのタイミングやからなあ。ディスボールじゃないから」

 ―近本が戻ってきて、調子のいい時の野球になってきた。
 「そうよなあ、やっぱり足使えるし、まあ、それが理想で開幕スタートしたわけやから。そういう足が使える、1、2番でってな」

 ―6回は村上は代打考えなかった
 「いやいや、もう全然準備してなかったよ。それは」

 ―球数的にも。
 「いやいや、ずーっと投げとったからなあ。何とかあと、7回までいって、2人で行こと思てたから。投げてない3人でな、連投だけはささんととこと、今日はね。ゲーム展開もね、まあ、球数とかいろんな意味で、あと1回かなというのはあったから、もう、裏ではバット振っとったけど、代打陣は。代打陣には説明しといたよ。『9月やったら(村上に)代打いっとったよ』と、『7月やからいかんかった』とちゃんと説明したよ」

 ―相手の継投のタイミングを見て、流れを読むことを大事にしているとこれまでも話しているが
 「いや、別に、そう、まあ、代える必要がない場面やし、あそこでね、まあ、そら木浪がアウトになってしまったら、それで別によかったんだけど。また、つながっても、あと1イニング抑えてくれて、次(の回)はまた1番からっていうのがあったから。まさか、そうだな、あれ、どうなんだろうなあ、用意してなかったのかな、ネクストに左バッター出ししてたら、用意してたかも分からんけどな。そのへんはかけひきやからな。そら、もう」

 ―3番森下というプランは
 「いやいや、プランもくそも、そんなん一番考えてたんは、キャンプ。そんなのは。半年経ってやっと実現したなと、お前、平田と話しとったよ」

 ―キャンプの時には右にも打てると期待して
 「うんうん。OBも書いてたよ。クリーンアップ3番と。今日、半年後に実現したな。やっとな」

 ―前川が
 「そうなんよな。ちょっとおかしかったからなあ。フーァムでちょっと打席打ってこいて言うたんやけど、なんかタイミングあってないな」

 ―泣いていた
 「え?そんなんで泣いてたらあかんやろ。それは汗やろ、暑いから」

 ―今後は
 「ちょっとな。調子悪いからファームにも2日連続。1日と思ったけど、もう一日たたそうと思って行かせたんや。でも、なんかなあ」

 ―当てにいく
 「フリーバッティングもあんまよくないもんな、ずっと。中で打ったりしとるけど、やっぱりゲームでああいう内容になってしまうと、なかなか上がってこないよな。ゲームでポンとな、ヒットでも1本出ればだいぶ違うと思うけど、その辺は難しいよ。これからはいいもんを使っていかなあかんからな、これからは」

 ―森下は追い込まれてから
 「それが価値があるよな」

 ―1~5番が固まりそう
 「今度6番で困るかも分からんやん。どっかで困らんとこっちの仕事がなくなるやん」

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