いなべ総合学園 7年ぶり夏キップ 2安打1打点の堂上主将「思い切りよくいったのが、いい結果に」

[ 2023年7月28日 04:00 ]

第105回全国高校野球選手権三重大会決勝   いなべ総合学園7-6宇治山田商 ( 2023年7月27日    四日市霞ケ浦 )

優勝を決めマウンドに集まるいなべ総合
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 いなべ総合学園が激しい競り合いを制し、7年ぶり3度目の夏切符を勝ち取った。初回の3点先行から6回に一度は逆転を許す展開。直後に追いつき、8回に敵失で得た決勝点で振り切った。2打数2安打1打点でけん引した主将の堂上陸翔(どうのうえ・りくと=3年)は「思い切りよくいったのが、いい結果になった。チームとしてもベンチの声が切れなかった」と笑顔。

 昨秋県大会は初戦敗退。ショックでチームがバラバラになった。練習にも身が入らず「このままでは夏も同じ負け方をしてしまう」と主将として意識改革に着手。学校周辺の環境整備など野球以外のところからチーム力を高め、気持ちを一つにした。「チームが団結して、冬にいい練習ができた。春、そして夏に優勝できたことにつながっている。どれだけ通用するのかが楽しみ。守備からリズムをつくる自分たちの野球を存分に出せたら」と甲子園を心待ちにした。(松本 航亮)

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