共栄学園が劇的な逆転サヨナラで初の決勝進出 感涙の原田監督は「積み重ねてきたことが…」

[ 2023年7月28日 12:30 ]

第105回全国高校野球選手権東東京大会準決勝   共栄学園5―4岩倉 ( 2023年7月28日    神宮 )

<岩倉・共栄学園>9回2死二、三塁から三塁手の落球で逆転サヨナラ勝ち。ベンチから飛び出して喜ぶ共栄学園の選手たち(撮影・篠原岳夫)
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 初の決勝進出を目指す共栄学園は2―4で迎えた9回2死一、二塁から主将の8番・横田優生(3年)の中堅右へ落ちる二塁打で1点差。さらに、続く途中出場の9番・斎藤開心(3年)の三塁前に上がった小飛球を岩倉の三塁手・高橋梁(2年)がグラブに当てながら落とし(記録は内野安打)2者が生還してサヨナラ勝ちした。

 人生初のサヨナラ打という斎藤は「打った瞬間、終わったと…あとは何が起こったのか分からなかった。できすぎです」と笑みをこぼした。背番号16で代走と守備固めが役割という斎藤。この試合も9回に右翼の守備から出場し、今大会初打席での大仕事だった。

 昨秋の東京大会はブロック予選で敗退。そこから練習方法を見直し、厳しい食トレなど体力作りを地道にやってきただけに、原田健輔監督は「ずっと積み重ねてきたことがよみがえって…。苦しい思いをさせた選手たちがこんな形で返してくれるなんて」と感激の涙が止まらなかった。

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