「勝つには守備」服装や髪形にも規則 63歳指揮官の意識改革で、花園大が見事に13季ぶりV

[ 2023年5月11日 04:00 ]

京滋大学野球1部春季リーグ   花園大4-3滋賀大 ( 2023年5月10日    マイネット皇子山 )

<花園大・滋賀大>春季リーグ優勝を決めて胴上げされる花園大・川崎克巳監督(中央)(撮影・河合 洋介)
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 京滋大学野球1部春季リーグは10日、2回戦3試合を行い、花園大が16年春以来13季ぶり2度目の優勝を決めた。今年4月に就任した川崎克巳監督は「選手がしっかりやってくれたからです」と振り返る。大一番で先発した最速150キロ左腕・小林純大が7安打3失点で完投勝利。今春4戦4勝の最速151キロ右腕・藤原聡大との2年生コンビが中心となり、頂点まで導いた。

 63歳の監督は、大冠(大阪)を開校から11年間指揮するなど大阪の高校教員だった。昨年5月に大学から就任要請を受け、「もうひと花咲かせたい」と決心。攻撃重視だったチームに「勝つには守備や」と説き、服装や髪形などにも規則を設けた。「私生活からきっちりすれば、野球につながるから」。その教えを体現してくれた選手と全国大会に行く。

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