【阪神・岡田監督語録】執念の代走攻勢 坂本に代えて小幡起用に「まあ勝負でね」

[ 2023年5月11日 23:15 ]

セ・リーグ   阪神2―1ヤクルト ( 2023年5月11日    甲子園 )

<神・ヤ>8回、坂本の代走の小幡を告げる岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神が同点の8回に糸原の遊ゴロの間に決勝点を挙げ、連敗を2で止めた。岡田監督と報道陣のやりとりは以下の通り。

 <テレビ・インタビュー>

 ―接戦をものにした今の気持ちを。
 「(2回に)まあ1点を取ってね、まあ、そのままグッと追加点が来ると思ったけど。まあ、なかなか取れなくて。きのう、おとといと0点だったんで、悪い流れだったけど、そういう意味では、きょうの勝ちは大きいと思いますね」

 ―8回はミエセスがヒットを打った後に代走攻勢をかけた。3人使った。
 「次の回は(ミエセスが)先頭バッターだったので、(8回表の)ライトの守備は代えれんかったから。あれでピンチを招いてしまったんだけど(山田の右前打をはじいて二進を許す)。(8回裏は)まあ、(ミエセスが)出たら当然、代走を出すつもりだったんで。(坂本が)バント失敗したけど、木浪がよくつないだですよね」

 ―糸原の遊ゴロで小幡がよくホームに返ってきたが。
 「(代走の)1番は植田なんですけどね。9回にもう1回、(チャンスが)あると思ったんでね。だから(ミエセスに代えて)島田を先にいって…。まあ坂本は足が速くないんで。まあ、ずっと抑えていたキャッチャーは普通は代えないんですけど、まあ勝負でね。残っているので足が速いのは小幡だったんで(坂本に代えて起用した)」

 ―8回に執念を感じた。
 「まあ、三塁に走者を置く場面が何回かあったと思いますけど、三振とかね。だから、何とか前に転がせばね、足が速いサード(ランナー)がいてると、なんとかなると思ったんで。糸原も、ちょうどいいところに打ちましたね」

 ―石井がプロ初勝利。
 「いや、知らなかったです。初勝利というのはね。石井が勝ち投手やなというのはわかってたんですけど、初勝利は知らなかったです」

 ―藤将が7回1失点。
 「7回まで投げて、100球投げたし、ちょっと出遅れましたけど、これでローテーションで普通に回せると思いますね」
 ―12日から首位ベイスターズを向かい入れる。
 「明日は今永みたいなんで、なんとかもうちょっとヒットを打って、もうちょっと点を取りたいですね」

 <ペン取材>

 ―糸原みたいな代打は貴重な存在。
 「何とかなりそうやったもんな(笑)前にボール飛ばしたらな」

 ―小幡のナイス走塁。
 「だから(ゴロが)正面じゃなかったからな、ショートが1番投げにくいところに飛んだからな、それも良かったんやろな」

 ―石井は味方のエラーもあった中で粘った。
 「そうやなあ、(8回2死二塁で)村上を歩かせようと思ってたけどね。それで安藤(投手コーチ)に(マウンドへ)行かせたんやけど。まあ去年、3打席連発を打たれた1人らしいから、勝負させたんやろな」

 ―3連敗しなかった
「まあ、3連敗しないって言うたら、いつも1勝2敗になるやんか(笑い)。長いシーズンで5連敗、6連敗はするよ。はっきり言って。まあ、2、3回しても全然、平気やからな。長いシーズンから考えるとな。まあ、でもしない方がええけどな。だから、早く止めた方がな。まあ、明日なんか、今日の勝ち負けで明日なんか気持ち的に全然違うし、それはやっぱり、ましてこういうゲームをしのいだいうのはすごく大きいよな、やっぱりな」

 ―連敗を止めたのは投手陣の頑張り。
 「そら頑張りやん、(打線は)2点やもん」

 ―下位打線での先制も大きい。
 「そら大きい、大きい。もう1点欲しかったよな、やっぱりなあ。あそこは」

 ―木浪がよく打っている。
 「そら数字見たら打ってるやん。小学生でも分かる」

 ―何がいい?
 「調子がええからちゃう?技術も良くなったんやろな、そら。調子だけじゃ、そんな長いこと続けへんと思うよ。やっぱ打ち方とか、タイミングの取り方とか、いろんな面でよくなったから、あないして、ずっと継続していい結果残してるんちゃう?」

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