青学大のダブル“大輔”が躍動 主将・中島がサヨナラ打 松井は2試合連続好救援で今季2勝目

[ 2023年5月11日 16:12 ]

東都大学野球 第4週第1日   青学大4―3国学院大 ( 2023年5月11日    神宮 )

<青学大・国学院大>青学大のサヨナラ打を放った中島(左)と好救援した松井(撮影・村井 樹)
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 延長10回タイブレークの末、サヨナラ勝ちした青学大が開幕戦黒星後の連勝を7に伸ばした。劇的勝利に安藤寧則監督も「大きな1勝。互いに競っている中で勝てたことは大きい」と選手を称えた。

 最後は頼れる主将が決めた。「(サヨナラ打は)初めて。打った瞬間はふわふわしてました」。延長10回無死満塁、2球目の内角カットボールを思い切り引っ張ると打球は右翼線へ。フェアゾーンで弾んだのを確認すると、中島大輔外野手(4年)は高々と右腕を突き上げて喜びを爆発。駆け寄ってきた仲間と抱き合い、「仲間やベンチのみんなが打たせてくれた一本だったかな」と、笑顔で振り返った。

 初回に今秋ドラフト候補の下村海翔投手(4年)が2点を奪われる苦しい展開となったが、「誰かがきっかけをつくれば2点はひっくり返せると思っていたので、そのきっかけをつくれて良かった」と中島。直後の攻撃で先頭の主将が中前打で口火を切り、一挙の4連打で逆転してみせた。

 下村は6回途中で降板したが、2番手の最速147キロ右腕・松井大輔投手(4年)が、4回2/3を3安打無失点と好救援。7回4安打2失点の好投で今季初勝利を挙げた前回中大戦に続く好投で、2勝目を手にした。

 持ち味の強気の投球が光った。タイブレークに突入した延長10回無死一、二塁では「バントはしてこないと思ったので差し込んでやろうと思った」と、相手4番から始まる攻撃を宣言通りに3人で締め無失点。直後のサヨナラ勝ちにつなげ、「粘り強く投げることを意識したが結果、0点に抑えられたのは良かった」と胸を張った。(村井 樹)

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