巨人・山崎伊織 プロ7勝中4勝がDeNAから 敵地でブーイングされ、大笑い 戸郷快投にも刺激

[ 2023年5月11日 22:47 ]

セ・リーグ   巨人4―1DeNA ( 2023年5月11日    横浜 )

<D・巨>ヒーローインタビューを終えガッツポーズの山崎伊(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)がDeNA戦(横浜)に先発登板。7回途中5安打1失点と好投し、今季2勝目(1敗)をマークした。これがプロ通算7勝目だが、そのうちDeNA戦は4勝目となっている。

 1勝1敗の成績で迎えた今季4度目のマウンドは、降雨のため試合開始が30分遅れ。だが、2回にブリンソンの適時打で幸先良く先制した味方打線がここから5回まで4イニング連続で1点ずつ加えるなどしっかり援護するなか、5回まで1安打無失点の好投を見せた。

 4―0で迎えた6回、先頭の1番・佐野に粘られた末、9球目の真ん中スライダーを右中間スタンドへ運ばれて4戦連発7号ソロとされるも失点はこれだけ。この回、さらに2死満塁とピンチを招いたが、ソトを得意のカットボールで空振り三振に仕留めてそれ以上得点は許さなかった。

 6回までに100球投げていたが、7回も続投。1死一塁とし、打席に佐野という場面で降板し、その後を高梨、直江、三上、大江、大勢と原監督による執念の継投で逃げ切った。山崎伊は6回1/3で打者27人に対して104球を投げ、5安打1失点。7三振を奪い、与えた四球は2つ、直球の最速は150キロという投球内容だった。今季初登板初先発初勝利となった4月19日のDeNA戦(佐賀)以来22日ぶりとなる今季2勝目。戸郷以外の巨人先発投手が白星を挙げるのは4月23日のヤクルト戦(神宮)の横川以来18日ぶりとなった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューとなった山崎伊は「試合前から(降雨中止ではなく試合が)あると信じてしっかり準備して。7回投げ切れなかったのはふがいないですが、高梨さん、直江がしっかり投げてくれて。次は投げ切るように頑張ります」と第一声。6回の満塁ピンチについては「まっすぐはちょっと引っかかってしまって。ランナー満塁だったんですけど、カットボールは少し自信があるボールなんで。ピンチの時、自分のボールを信じて投げ切れて良かったです」と振り返った。

 大城卓とのバッテリーについては「久しぶりにバッテリー組ませてもらったんですけど、本当に試合前からしっかり話をして、ピンチの場面でも“絶対抑えようぜ”ってマウンドで凄い声かけていただいたんで本当に心強かったです」と感謝。首位相手に連勝したことについて聞かれ、DeNAファンからブーイングが起きると「ふふふ…。あっはっはっは…」と声を出して大笑いとなったが「一昨日は本当に戸郷が気持ち出して9回まで投げ切ってくれたんで、自分のなかでもしっかりしないとという気持ちがあったんで。7回投げ切れなかったところが、本当にあれなんですけど。次の試合も先発としてしっかり投げれるように頑張ります」と力強く話していた。

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